もうそろそろ4月も終わろうとしております。皆様おかわりありませんか?
私も膝が痛い、腕がしびれるなどと言いながらもなんとかやっております。
自分で花木を育てることもなく横着を決め込んでおります。ただ他所のきれいな花を見ればカメラを向けることもしばしばです。それにしても他所の花はひときわきれいに見えるから不思議。4月に撮影した中から何点か選んでみました。
ごみ集積場わきの水仙
麓 奈良本の桜
Mさん宅の山吹
Yさん宅のつつじ? (花の名前分からず)
拙宅お隣の花もも
ご近所のシャクナゲ
行きつけの病院の草花
Kさん宅のつつじ
標高500Mの自宅からふもとの熱川まで買い物に行く途中で出会った4月の花です。どうと言うこともない投稿ですが、皆様へのご機嫌うかがいのつむりです。それではお元気で! (A.Ishii)
2017年4月29日土曜日
2017年4月2日日曜日
4月の投稿を担当しますが、あまり良いネタがないのですが、私の趣味の一部を紹介したいと思います。
以前に紹介した掛け軸製作の基本である、作品の「表装:裏打ち」の技法と、掛け軸製作技法について簡単に紹介します。
1.作品の制作半切の画仙紙、全紙の和紙など作品に応じて選ぶ
表装する場合、墨汁は使わず、墨を摺ります。
2.裏打ちの手順:作業道具、材料、手順
裏打ち紙は美濃紙(肌裏用)、美須紙(増裏用)、宇田紙(総
裏用)の3種類を使用
3.作品を作業台にうつ伏せに載せ、噴霧器で湿りを与える。
4.あらかじめ練った糊を刷毛で裏打ち紙に塗り、掛け竹で持ち上げて本紙(作品)に裏打ち紙を打つ。
5.撫ぜ刷毛で、空気を抜きながら裏打ち紙を軽く撫ぜて、しわを無くす。シュロ刷毛でしっかりと裏打ち紙を作品に密着させる。
6.2~3日乾燥させてから、増裏紙を同様の方法で裏打ち推する。
7.裂地の裏打ち:裂地はそのままだとしわの原因になるので、裂地の両端に3cmほどの切り込みを入れて、自由度を与え、いったん湿らせて、乾燥後に裏打ちする。
8.裂地の裏打ちは、作品の裏打ちと同様であるが、糊は水で薄めず濃いままで使用する。
9.作品の化粧立ち:本紙(作品)の裏打ち紙のはみだし部分をカットする。作品に合わせて、長さ幅、直角度に注意して周囲をカットする。
10.裏打ちした裂地も作品と同じように、必要長さにカットします。
裂地は、天地(掛け軸の上と下の部分)、柱(掛け軸の両端)、一文字(作品の上部と下部に
飾りとして付ける)の3つの部分で構成されます。
最初に作品の上下に一文字を切り継ぎ(ボンドで作品と裂地を繋ぐ)します。
次に作品の両端に柱を切り継ぎます。最後に天(上部)と地(下部)を一文字と柱を合わせて
切り継ぎます。地の部分も同じです。
この時裂地に模様のある場合は、柱と天地の模様が揃うように切り継ぎます。(ここの作業
が一番難しい)
11.上の写真で右端が本紙と一文字、柱、天地を切り継ぎしたものです。
12.整形、耳折り:天地と柱全体をバランスよくカット(柱の幅を決める)して、両端を約3ミリほどお
ら側に折り曲げて、ボンドで接着する。(上図左)
13.総裏打ち:本紙と裂地を繋ぎ合わせた後、裏側全体に少し厚めの和紙(宇田紙)を張り付けて
全体を補強する。この作業の前に、軸袋(掛け軸の軸棒を包み込む部分)、八双袋(掛け軸の
上部)を取り付けて置く。(下の写真:左八双袋、右軸袋)
14.乾燥、裏摺り、耳切:十分乾燥後、裏側全体にはロウを塗って、数珠で横に擦り、裏側を柔ら
かくします。これは掛け軸を巻いた時に、折れ曲がらないようにするための重要な工程です。
15.最後は軸と八双を取り付け、八双部に釻(かん:掛け緒を付ける部分)、を付け、掛け緒、巻緒
を取り付けて完成です。
16.完成したら、自分が作成したものという意味で、落款印を押します。落款印も自分で篆刻で作
成しました。
以上くだらないものを紹介しましたが読み捨ててください。掛け軸道場に通って習得したものを
マニュアル化して忘れないようにしています。
以前に紹介した掛け軸製作の基本である、作品の「表装:裏打ち」の技法と、掛け軸製作技法について簡単に紹介します。
1.作品の制作半切の画仙紙、全紙の和紙など作品に応じて選ぶ
表装する場合、墨汁は使わず、墨を摺ります。
2.裏打ちの手順:作業道具、材料、手順
裏打ち紙は美濃紙(肌裏用)、美須紙(増裏用)、宇田紙(総
裏用)の3種類を使用
3.作品を作業台にうつ伏せに載せ、噴霧器で湿りを与える。
4.あらかじめ練った糊を刷毛で裏打ち紙に塗り、掛け竹で持ち上げて本紙(作品)に裏打ち紙を打つ。
5.撫ぜ刷毛で、空気を抜きながら裏打ち紙を軽く撫ぜて、しわを無くす。シュロ刷毛でしっかりと裏打ち紙を作品に密着させる。
6.2~3日乾燥させてから、増裏紙を同様の方法で裏打ち推する。
7.裂地の裏打ち:裂地はそのままだとしわの原因になるので、裂地の両端に3cmほどの切り込みを入れて、自由度を与え、いったん湿らせて、乾燥後に裏打ちする。
9.作品の化粧立ち:本紙(作品)の裏打ち紙のはみだし部分をカットする。作品に合わせて、長さ幅、直角度に注意して周囲をカットする。
10.裏打ちした裂地も作品と同じように、必要長さにカットします。
裂地は、天地(掛け軸の上と下の部分)、柱(掛け軸の両端)、一文字(作品の上部と下部に
飾りとして付ける)の3つの部分で構成されます。
最初に作品の上下に一文字を切り継ぎ(ボンドで作品と裂地を繋ぐ)します。
次に作品の両端に柱を切り継ぎます。最後に天(上部)と地(下部)を一文字と柱を合わせて
切り継ぎます。地の部分も同じです。
この時裂地に模様のある場合は、柱と天地の模様が揃うように切り継ぎます。(ここの作業
が一番難しい)
11.上の写真で右端が本紙と一文字、柱、天地を切り継ぎしたものです。
12.整形、耳折り:天地と柱全体をバランスよくカット(柱の幅を決める)して、両端を約3ミリほどお
ら側に折り曲げて、ボンドで接着する。(上図左)
13.総裏打ち:本紙と裂地を繋ぎ合わせた後、裏側全体に少し厚めの和紙(宇田紙)を張り付けて
全体を補強する。この作業の前に、軸袋(掛け軸の軸棒を包み込む部分)、八双袋(掛け軸の
上部)を取り付けて置く。(下の写真:左八双袋、右軸袋)
14.乾燥、裏摺り、耳切:十分乾燥後、裏側全体にはロウを塗って、数珠で横に擦り、裏側を柔ら
かくします。これは掛け軸を巻いた時に、折れ曲がらないようにするための重要な工程です。
15.最後は軸と八双を取り付け、八双部に釻(かん:掛け緒を付ける部分)、を付け、掛け緒、巻緒
を取り付けて完成です。
16.完成したら、自分が作成したものという意味で、落款印を押します。落款印も自分で篆刻で作
成しました。
以上くだらないものを紹介しましたが読み捨ててください。掛け軸道場に通って習得したものを
マニュアル化して忘れないようにしています。
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