今回の投稿は、最近描いた、次のアクリル画2点です。
①「公園の景色、洪水吐など、10月」(写真1.)、➁「早朝の田貫湖から望む富士山」(写真2.)模写
アクリル画のサイズは、2点ともF6(32x41cm)です。
①「公園の景色、洪水吐など、10月」(写真1.)
紅葉はまだ見られませんが、少し秋の気配が感じられる、近くの公園の景色です。池(洪水調節池)の排水側に「洪水吐(こうずいばき)」が設けられています。この池はかつては灌漑用に使われていたようです。洪水吐は、この池では大きな建造物で目立ちます。
この池に毎年北方からくる渡り鳥のカモは、11月頃から飛来し、5月頃まで滞在していきます(およそ数10羽)。カモは少し時期がづれていますが描きこみました。
洪水吐の古びた様子や木々の葉の色を描くのに時間がかかりました。
➁「早朝の田貫湖から望む富士山」(写真2.)模写
田貫湖は、富士宮市にあり、ダイヤモンド富士の聖地とも呼ばれる場所です。田貫湖は人造湖で富士山の西麓・朝霧高原の一角に位置します。
10数年前に、白糸の滝を経て行ったことがあります。湖畔にある「休暇村富士」に立ち寄りました。
参考書「淡彩スケッチ 世界遺産の富士」の中にある絵を参考にして模写しました。この絵は「休暇村富士」付近から富士山を望んだものと思われます。
淡彩画(透明水彩絵の具で薄めに描く)は、スケッチなどに適していますが、かなりの習熟が必要で、私はアクリル画で時間をかけて描きました。
朝焼けの景色ですが、富士山の「明」と森の「暗」のコントラストがよいと思って描きました。色の濃淡の表現に注意して描きました。