2017年7月9日日曜日

「薬師寺に魅せられて・・・imasan」を読んで

上記の投稿記事を大変興味深く読ませていただきました。そしてこの様な投稿は普段からこつこつと勉強を重ねてはじめて書けるものと只々感心しております。一方私は「薬師寺?」。名前は聞いたことはあるが、それが何処にあるのか?どんな存在なのか?全く分かりませんでした。イメージもわいてこないのは修学旅行で行ったこともないのだと思いますが、言い訳にはなりません。全く恥ずかしい限りですが正直に言います。そこでimasanの投稿を足掛かりにして、ネットの力もかりて少し勉強をしてみました。

(1)地理(薬師寺へのアクセス)
近鉄奈良線で奈良を出発し、大和西京寺で近鉄橿原線に乗り換えたのですが、この「橿」という字が読めず苦労しました。手元に適当な辞書もなく「かし」と読めるまで随分時間が掛かりました。最終的にパソコンでキヘンと入れて検索してやっと分かりました。パソコンの威力にも変なところで感心しましたが、「橿」とポンと出されて何人の人が即答できるか?なんて開き直りました。

(2)薬師寺のすごさ
imasanが魅せられるのも納得です。薬師寺という単独の建造物はなくて、複数の素晴らしい建物が見事なレイアウトで配置されている場所を総称して「薬師寺」と言うことが分かりました。imasan投稿で分かる通り目を見張ります。これではimasanならずとも魅せられてしまうのではと思った次第です。

(3)建造物の配置
投稿記事を何回も読み返したり、航空写真で上から見たりしているうちに建物の配置も覚えました。平山画伯の壁画はどこ、写経は何処でする、梅干し弁当は何処で、椿の盆栽展はあそこで、稚児行列はどの辺で、お茶を頂くのはどこ、・・・と言うように分かってきました。

(4)高田好胤元管主
沢山の著書をものにされておられますが、私はその1頁も読んだことがありません。お名前を聞いたことがあるだけです。今回お写真で拝顔すると、非常に穏やかな表情をされておられました。S42~H10の間管主であられたこともわかりました。imasanの記事では大変なご苦労をされたとか。

(5)imasan のこと
良くここまで勉強をされたものと敬意を表します。私は貴投稿を足掛かりに薬師寺についてほんの少し学びました。しかしそれは表面的なものです。 imasan の何がすごいかと言うと、精神的な教えを時間をかけてしっかり勉強されていることです。これは一朝一夕にできるものではなく、ちょっと真似出来ません。Toyoshima さんもそうですが皆さんよく勉強をされて、大したものです。今回このような投稿をいただき感謝です。

(6)最後に
「槍鉋」に興味をもちました。聞いたこともない道具で、貴投稿でも今一詳細がはっきりしないので、どんな使い方をするのか知りたくなりました。その辺の様子が分かる動画をU-Tube で見つけましたので添付します。槍鉋は全身、全神経を使って初めて木を削ることが出来る、それこそ身の引き締まる思いがしました。



コメント欄には書ききれませんし、写真や動画も添付できないのでミニサイズ投稿とさせていただきました。

10 件のコメント:

  1. 薬師寺について色々と調べた結果を見て凄いと感動しています。imasanの記事から現在の薬師寺は、随分と煌びやかな極彩色で美しい構造物なんだなというのが第一印象でした。私が訪れた頃は、imasanがいう通り東塔の他に金堂と東院堂しかなくて墨彩色でした。注意深く観察すると薄汚れた朱色に気付くのでしょうが。
    槍鉋は、万能な鉋で特に局面に最高ですね。先人は道具を創る名人であると同時に使う名人であると、色々な場面で感じています。卒研テーマは「滑り案内面のスティクスリップの研究」でしたが、これは「キサゲ加工」に替わる新しい加工方法を見つける研究でした。キサゲ加工も特殊な道具と熟練が必要です。金属部品などの成形には、殆どが金型を用いていますが、金型を使用しないでヘラで加工する方法があります。(spining)ヘラ1本で自在に加工するのですから相当の熟練度が要求されます。
    本論から外れた方向に逸れてすいませんでした。いずれにしても石井さんのひたむきな探究心に敬服しています。imasanの記事が石井さんの心を動かし、小生の心に閉じ込めてあった昭和32年の春を呼び起こしています。

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    2. 大島さんが見た薬師寺と今のものは趣が異なるようで時代の変化(?)みたいなものを感じますし、増築もされて進化することが分かりました。槍鉋の動画を見たときは私も一瞬キサゲ作業に似ていると思いました。大島さんの卒研テーマは大きくて重要なものですね。今でも一般的な工作機械のベッドはキサゲが施されているのでしょうか?Spinningはテレビでしか見たことがありませんが、亀裂がいかないかと心配でした。すごい技法ですね。何故か学舎機械科のベルトかけの旋盤を思い出しました。ありがとうございました。(A.Ishii)

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    3. 大島様、私は入社後生産技術係に配属され、工作機械の管理をしましたが、現場の仕事がない時、立型フライス盤2台のニーの摺動面をシカラップでキサゲしてもらいました。修正し組み立ててから精度検査をし、基準に入っていなかったらやり直しで、現場も大変で悲鳴を上げていたことをはっきり覚えています。
      また、キサゲの模様は綺麗でしたね。

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    4. 今川様、キサゲ加工に関心を寄せてご意見ありがとうございます。シカラップ或いはスクレーバーと言う工具の端部を股関節の少し上部に当て、刃先に近い所を両手で抑えて、中腰でリズムをとって削るのが平面キサゲですが、割りメタルなどの曲面をキサゲ加工する時は、「ささっぱ」と言う工具を用いて端部を片手で持ち、中央部をもう一方の片手で持って、腕の力だけで削ります。「ささっぱ」が「槍鉋」に似ていた(?)ので先のコメントしておきました。
      今川様、工学部出身者は研究、開発、設計などの部門に夢をつなげる人が多勢でしたが、入社した時はどんな志望をおもちでしたか?生産技術に配属されて、Luckyと思いましたか?私は色々の工場で現場実習を経験して、考え方が変わりました。現場は宝の山で、ものづくりの技術こそ花形と考え生産技術を志望しました。

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    5. 大島様、技術課へ行く前の6年間が生産技術係でした。機械ショップに浸かっていて、一番勉強したし一番学ばせてもらいました。面白かったですね。ケガキの部品を罫書きしないで冶具に載せたら加工出来る様にしていきました。罫書き職人が一人要らなくなりました。でも、フライス加工や罫書きの人の知恵を借りました。
      仰る通り宝の山でした。良く志願されましたね。

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  2. 石井様、良く読んで頂き、思いが伝わったようでうれしいです。動画で見ても槍鉋は熟練が必要ですね。金属加工でなく木工加工も古き時代から日本は優れていますね。
    出張で見た中国、韓国の寺院より日本の寺院建築は優れています。
    さて、「薬師寺好胤説法」を読み始めていますが、法相宗では、唯識三十頌と般若心経は、毎日怠らず唱えるお経だそうです。また、本尊のお薬師さんには薬師経、観音さんには観音経、阿弥陀さんの所では阿弥陀経をあげるそうです。面白いですね。

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    1. 「薬師寺好胤説法」を読み始めたとは、やはりimasanは勉強家ですね!私には内容を想像することも出来ません。Toyoshimaさんに感化されて「般若心経」の写経をはじめたものの頓挫してます。韓国や中国の寺院建築なども観察されたのですね。imasanのいつまでも変わらないみずみずしい向学心を見習いたいものです。昨日の日経記事も私は何かの広告として見逃していました。一方imasanは敏感に読んでいるし、内心感心してました。何かと勉強になります。(A.Ishii)

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  3. imasanのコメントの中に、「法相寺では、唯識三十頌と般若心経は、毎日怠らず唱えるお経だそうです」とあります。ここに目が留まりました。般若心経は、読経と写経を続けています。また、最近、「唯識」の本を読んでいます。唯識の根本聖典といわれる「唯識三十頌」は、ネットで少し見ましたが、難解のようです。興味を覚えましたので、多川俊映(法相宗本山:興福寺管首)著「唯識とは何か、唯識三十頌を読む」を注文したところです。「般若心経」の次には、「唯識思想」をもっと知りたいと思っています。(石井さんとimasanに感謝!)

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  4. 豊島様の勉強熱心には敬服します。私は、ここまで行けません。
    ただ、般若心経にとどめおいた方が良いようにも思います。
    唯識三年倶舎八年と言われているそうです。
    お経と言うて哲学?を考えた昔の人は偉いですね。

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