いずれも何とか描き上げましたが、まだまだだと思っています。「愛読書」の中に「究めれば究めるほどさらに 世界が深まり、次なる学びが続いていく」とあります。
まさにこの心境です。
<「3通りの描き方」について>
私の現在の絵の描き方は、①透明水彩画(クラブで始めて丁度4年、最もポピュラーな描き方)、②不透明水彩画(約1年)、③アクリル画(約1年)の3通りです。最近は、クラブでは透明水彩(自宅で不透明で仕上げることもある)、教室ではアクリル画になっています。
描き方は、絵具の特性によりそれぞれ特有な描き方があり、頭の切り替えが必要です。
クラブでは、時間との関係で(室内:3時間、野外:長くて5時間)全員が透明水彩画です。また、1年半になる教室(2時間)では、アクリル画を勉強中です。なお、教室では、ほとんどの方が油彩画で、参考になることが多く、刺激を受けています。
<最近描いた絵4点>
以下、4点の絵の写真を掲載します。なお、5月から、絵ごとに俳句を詠むことにしています。
俳句の参考書に「・・・ふと立ち止まる時間をつくってひと時俳句を詠む・・・」とありました。これで思い出すのは、「愛読書」の中に「当たり前ほど幸せなことはない」、「当たり前の中に幸せを見つけられるようになると人生はこの時間からとても豊かなものへと変わっていきます」と述べられていることです。俳句もその一つと思って勉強していこうと思っています。
なお、絵を描いた所要時間を記しましたが、写真1を除き、概略の時間です。
<写真1:「夏野菜」>
クラブの室内で2時間半程度で描きました。最近は透明水彩で短時間で描き上げることに慣れてきました。透明水彩画は、短時間で「修正なし」で描き、いろいろな技法があるので難しいと思っています。透明水彩画は、透明感があり、この点が気に入っています。
・透明水彩画:サイズF6(41.0cmx31.8cm)、水彩画用紙
写真1.「夏野菜」 夏来るトマトなすレタス彩れり |
<写真2:「満開の桜」>
歩いて5分ほどの公園の桜で、アクリル画です。この公園は、桜が1,000本もあるという桜の名所です。この絵の数本の桜(大木)は、昭和初期に植えられたそうです。このアクリル画は、クラブのスケッチで透明水彩で描いたものや写真をもとにアクリル画として描き直したものです。修正の繰り返しで、所要時間約20時間。色彩では、桜の色と早春の緑が特別で、合った色を見つける(作る)のに苦心しました。
・アクリル画:サイズF6(41.0cmx31.8cm)、キャンバスボード
写真2.「桜満開」 満開を誇りたるなり桜かな |
<写真3:「花菖蒲」>
既投稿(2018.6.14)「花菖蒲が見頃です」の所で、クラブでスケッチしたものや写真をもとに、不透明絵具で描き 直したものです。不透明水彩絵の具は、油彩画やアクリル画のように重ね塗りや修正が容易で、アクリル画に近いと思っています。修正の繰り返しで、所要時間約10時間。
・不透明水彩画:サイズF6(41.0cmx31.8cm)、水彩画用紙
写真3.「花菖蒲」 花菖蒲妻の丹精ここに咲けり |
<写真4:「クロガネモチ」>
毎土曜日の早朝に1時間程度、花菖蒲の畑の草取りをしていますが、その途中、公園の池の所を通ります。 ある日、丁度池の水辺の「クロガネモチ」(高さ約20mの大木)の白い幹(資料では、「木肌は灰白色」)が水面に白く映り、際立っていました。これを主題にして描きたいと思ったわけです。
描き方については、教室の先生にポイントを教えて頂きました。
特に、水面に木々が映っている姿を描くのが難しいと思いました。
なお、クロガネモチ(黒金黐)の名前の由来は、「苦労しないで金持ちになる」といわれており、縁起の良い木とされています。修正の繰り返しで、所要時間約30時間。
・アクリル画:サイズF6(41.0cmx31.8cm)、キャンバス(布地)
写真4.「クロガネモチ」 青葉濃し水面に映る白き幹 |