1.絵についての最近の心境
いくつかの趣味を続けていますが、絵描きの時間が圧倒的に長いという状況です。ところで、「般若心経」の中に、訳で「究まるところのない無上の悟りを得て・・」いう文言があります。その解説では、「究めれば究めるほどさらに世界が深まり、次なる学びが続いていくのが無上の悟りです」とあります。私も絵を始めてから5年半にもなります。描き方の基礎的な要領は覚えてきたと思っていますが、奥が深く依然として試行錯誤が続いていて、レベルアップを図っていく必要があります。前記の般若心経の文言のように、次々と新しい世界が開けてくるのを楽しみたいという心境です。2.最近の絵の描き方(二つの描き方)
地元の「スケッチ倶楽部」(透明水彩画)が5年半、「絵画教室」(アクリル画)が約3年となります。透明水彩画とアクリル画では、完成までの時間が大きく異なっています。私の場合、透明水彩画は倶楽部で描いた後、自宅での不透明水彩絵の具を使っての加筆を含めて、長くても10時間くらいです。一方、アクリル画(水を使いますが、描き方、仕上がりとも油彩画に近い)の方は、教室で2時間、その後自宅で描きますが、まだ習熟していない面もあり、色を塗り重ねて修正を繰り返すため、20時間から長いもので60時間もかかっています。二つの描き方は、それぞれ良い面があり、当分この二刀流が続くと思います。なお、アクリル画の方が重厚さ、クリアーさがあり、作品の展示には、アクリル画を使っています。
3.今回掲載した絵
以下は今回の絵:3点:の簡単な説明と写真です。
(1)写真1.「林の中の小さな滝」、(アクリル画、サイズF8)
この景色は、富士宮市の県立の養鱒場近くの林の中だそうです。絵画教室の先生が撮影された写真をもとに描きました。複雑な景色ですが挑戦しました。描くべきパーツが多く、多彩なため、修正の繰り返しで完成までの時間が累計60時間もかかりました(期間は、約1.5か月)。なお、次の写真2.および写真3.の所要時間は各20時間くらいです。
写真1.「林の中の小さな滝」 |
(2)写真2.「菊の花」、(アクリル画、サイズF6)
兄のブログに掲載されていた写真をもとに描きました。
菊の花の色と並べ方、籠の形に興味を惹かれました。花と籠は外観が光線の当たり具合で微妙に異なり、何回も修正して仕上げました。背景は、思い付きです。
写真2.「菊の花」 |
自宅から車で20分くらいの所に、県立の美術館、図書館、大学が並んでいます。先日、美術館で県主催の油彩画、水彩画などの作品展あり鑑賞してきました。皆、大きなサイズ(縦横2mくらい)の絵で大作ばかりでした。帰りに図書館近くの道の周囲の木々がきれいに紅葉していましたので、この景色を写真に撮り描きました。
なお、絵の中の人物は、他の絵を参照してぼんやりと描きました。
写真3.「紅葉の道」 |
<作品展示>
写真1.は、去る11月の交流館(公民館)の文化祭に出しました。写真3.は、1月に市立病院の待合室の壁に展示する予定です(この展示は倶楽部として毎回8点で、メンバーを2グループに分け、3か月間隔で更新しています)。