1.近況
・やっと梅雨が明けて、8月に入って夏の日が続くようになり、気持ちも晴れてきたようです。4月頃から、新型コロナのため、stay home状態が続き、絵を描いて気を紛らせています。そこで一句、
長梅雨や コロナ忘れて 絵描きおる
・新型コロナの影響で、4月中旬から6月初めまで、公民館が休館となりました。私が参加している二つのサークル活動が中止となりました。しかし、絵の倶楽部は6月初めから、太極拳は7月初めから再開となりました。
一方、アクリル画を習っている「絵画教室」は、コロナ対策をして、休みなしで月2回を続けています。教室と自宅でアクリル画を3点、また、倶楽部の方で描いた水彩画1点を加えて4点の絵を投稿いたします。
2.最近描いた絵
(1)「桜花」:写真1.(アクリル画、サイズF6)
「絵画教室」の先生が教室の近くの桜の名所で撮影されたものをもとに描きました。
過去に桜の遠景的な絵はいくつか描きましたが、今回のように近くでの花を描いたのは初めてです。陰影の表現に難しさを感じました。
写真1.「桜花」
(2)「ピアノコンクール」:写真2.(アクリル画、サイズF8)
孫(今は高校生)が小学1年の時にピアノコンクールに参加したときの写真をもとに描きました。(この時は、夫婦で横浜まで見に行きました)
なお、写真は、主催者側で撮ったものと思います。
特に顔と指の色彩の変化と光と影の濃淡の変化の表現に苦心し、何回も描き直しをしました。また、眼の瞳の所にハイライト(白く光る所、点)がありますが、この点の位置、濃さで表情が変わってきますので、何回もやり直ししました。
人物はこれで2枚目ですが、風景画と違って難しさを感じました。
写真2.「ピアノコンクール」
(3)「リスの一休み」:写真3.(アクリル画、サイズF6)
「絵画教室」にある写真集の中から、リスの写真をもとに描きました。
この写真は、リスをクローズアップさせるために、背景をボカしたものとなっています。
さて、禅語に「喫茶去(きっさこ)」という言葉があります。このリスのリラックスしている姿(一休みしているように捉えました)をみてこの禅語を思い出しました。
「喫茶去」とは、「お茶でもどうぞ」という意味とのこと。
以下、解説にある説明です。
「この言葉は、とてもシンプルですが、深い意味があります。お茶を飲むときは、無心になり、お茶そのものになりきって、じっくり味わう。ただ、この瞬間にひたすら集中しきっていく。それが悟りそのものであると教えているのです」
「喫茶去」でいうように「ゆとり」を持ちたいものです。
(4)「グロリオサ」(庭の花):写真4.(透明水彩+不透明水彩、サイズF6)
6月に入ってから庭に咲いた花です。6月から再開した「スケッチ倶楽部」の教室で実物を見ながら描いたものです。
「グロリオサ」という花は、熱帯アジアおよびアフリカ原産で、別名、「ユリグルマ」、「キツネユリ」。日本には明治末期に渡来し、高知県などで観賞用として栽培されいる。細い花びらが反り返ってうねり、燃えあがる炎の様な花形といわれています。
花や葉の形が古来の日本の花と異なり、描くのに苦心しました。
写真4.「グロりオサ」
絵を描くことの難しさは分かりますが 絵を鑑賞することも難しいと今回痛感しました。私は Toyoshima さんの淡彩画を好ましく思っておりました。 しかし今回の作品を拝見して アクリル画の力強さに圧倒されました。 特に「ピアノコンクール」に魅入り 解説の瞳の「ほんのチョット」の あるかないかの白く光る部分の描き方にも感心しました。 お孫さんの演奏に対する強い意気込みを感じます。 瞳だけでなく 髪、指、鍵盤、そして浅く腰かけたバランスのとれた姿勢、等々見事です。 お孫さんがとても可愛いです。 2枚目の人物画とはとても思えません。他の3点の絵も本当に素晴らしく プロ級の作品に見えます。
返信削除コメントありがとうございます。「ピアノコンクール」は、近所の2,3人の方に額に入った所をみていただきましたが、反応がよかったので掲載しました。今の実力の限界まで描いたつもりですが、細かい所で思い通りなっていないところが見られるようです。今後レベルアップするよう努めます。
削除アクリル画を手掛けられてからは、画風が見違えるように変わったと思います。客体以外の描き方が自然にぼかされて違和感がありませんね。絵全体が安定しています。
返信削除「桜花」
花弁の描き方が見事ですね。それに比して、生意気を言う様で申し訳ありませんが、葉は柔らかさが欲しい気がしました。幹の太さからかなり樹齢を重ねたと察しました。老木でも、立派に花(サクラ)を咲かせると感動して一句作りました。
いにしえの 古木の枝に 花開く
「ピアノコンクール」
作者の気合がヒシヒシと押し寄せてきます。光と影の濃淡の変化も良くできていますが、演者の頭髪や視線、指の形、椅子の座り方、鍵盤等々申し分なく描かれています。
コンクール 群衆に孫 ピアノ弾く
「リスの一休み」
リスが生きている様で、物音に刺激されて今にも逃げて行きそうです。
リス描き 喫茶去の禅語 浮かび来る
「グロリオサ」
珍しい花です。見たことがないのでコメントできません。
外来種 炎の如き キツネユリ
コメントありがとうございます。いつも俳句を詠んでいただき感謝です。感心しています。絵に彩を添えているように思っています。
削除「桜花」の葉の描き方は、少し雑でした。写真2と写真3は、その後描いたもので描き方が少し良くなっていると思っています。花の花は、色の変化(濃淡)や葉脈の描き方など難しいと思っています。これからは、もっと丁寧に描くよう努めます。
以前からアクリル画が素晴らしいと思っていました。
返信削除絵具が乾く時間とか難しさもあるかと思いますが、自由に描かれていますね。
さて、びっくりしたのは、ピアノコンクールです。
全体が黒色で、色のの使い方が難しいのですが、何度も書かれたと言うことで、光と影が上手く表現されています。
光で照らされたお孫さんの顔、洋服とピアノの色が1番黒色く、引き立っています。
手の指も丁寧に描かれています。
背景は目立たない様に、難しい配色をこすれた感じで出していますね。
何度も見ました。ひきつけられるところがありますね。
桜花は、花びらの表現がが難しいですね。
後ろの木の地肌が目立たずドッシリとして見えます。
葉の緑色が目立ちすぎるので、花びらより勝ってしまいますね。
リスの絵は、背景がリスを引き立ってていますね。
手で何かを食べようとしているように見えます。
当地の石山寺の近くの中国茶の喫茶店に「喫茶去」と書かれた看板があります。
コロナの中、1つの打ち込める絵があって良いですね。
中々出来ることではありません。
コメントありがとうございます。専門家の「講評」ように受け取りました。皆、的を得ていますね。少しづつ、アクリル画の特徴がわかった来たような気がしています。上手な方の絵を模写したりして、レベルアップを図りたいと思っています。
削除近くの有名なお寺に「喫茶去」の看板があるとは驚きました。京都や近くの寺院などすぐ行けるようでいつもうらやましいと思っています。
最近、絵が趣味で本当に良かったと思っています。年とっても続けられますからね。
素晴らしい絵を見せていただきありがとう。私には絵の素晴らしさに批評を加えることはできませんが、皆さんがコメントしているように、「ピアノコンクール」の作品は、素直にすばらしいと感じました。絵画に対する貴兄の情熱に感動を覚えます。
返信削除コメントありがとうございます。「ピアノコンクール」の絵は、孫の絵でもあり力が入りました。6月の誕生日に合わせて描きました。とりあえず、写真(A4)にとって額に入れて送りました。本人からは、写真よりよく描けているとメールが来ました。こちらへ来たとき原画を見て気に入ったら持っていっていいよと伝えてあります。
削除素敵な作品を拝見しました。当方、娘にたのんで、PCの内容を新しい方に移してもらってから、「送受信」をクリックしてなかったので、七月初めから受信欄に何も入っておりませんでした。いよいよ老化が心配です。写真1は、バックの描き方が素敵で、豪華な美しい絵に仕上がりました。写真2は、バックの光の描写が効果的で見事です。写真3はおとぎの国から出てきたようなリスがかわいらしく写真4は、典型的な豊島スタイルの作品ですね。いずれにしても、なみはずれた集中力と向上心に脱帽です。
返信削除コメントありがとうございます。新型コロナの毎日の報道を気にしていますが、絵に集中していれば、コロナのことも忘れていることができます。絵で頭と指を使っていますが、足腰の方は、最近衰えを感じています。太極拳(月2回、2時間/回)で何とか衰えを何とかカバーしようとしていますが、思うようにいきません。
削除今朝の新聞の論壇で「デジタル技術による社会変革」という論説がありました。AI,IOT、5G,クラウド、ゲノム解析などという用語が並んでいます。「変革」の時代といわれていますが、どうも身近に感じていません。