2019年3月31日日曜日

「はんゆう展」その1 (A.Ishii)

「はんゆう展」というと何のことか分かりにくい。これを想像で漢字変換すると版友展または版遊展となるだろう。どちらが正しいか未確認だが、いずれにしても下田市近辺で「版画を趣味とする人たち」の作品展であることは間違いのないところである。

(1)第64回はんゆう展 が 2019/3/8~10 に 道の駅 開国下田みなと(ベイステージ)で開催された。私の親戚で杉江先生(85歳)も出展しているとのことで、余り絵心のない私ですが観に行きました。(杉江先生は長い間学校の校長先生もされていたので、私は杉江先生と呼んでいるが 杉江寛 と言うのがフルネームです。)




以上は杉江先生の展示作品の一部でした。勿論これらが何をモチーフにして制作されたものか分かりません。先生は毎年、東京都美術館(上野)で開かれる「モダンアート展」に出品されてます。私は分かったような顔をして作品を眺めましたが、自分で何かを感じ取ればそれでよしとしました。杉江先生の作品はモダンアートの版画部門になるのでしょう。

以下は同じ「はんゆう展」の他の方々の作品の一部です。





上の3点は何を描いたかよく理解出来ましたし、これが私の知っている版画です。小学生の頃ハガキ大の板に彫刻をして、最終的にバレンでこすって版画を作ったことを思い出しました。同じ版画でも、その技法はさまざまで大変な工夫と努力をされていることが分かりました。私は展示会場で、杉江先生にあの作品を制作する手法を尋ねました。先生は一生懸命説明して下さいましたが、イメージとして分かっただけで半分も理解出来ませんでした。いつかは完璧に理解したいと思っておりますが、それは別の機会に譲ります。

(2)はんゆう展会場風景
左から2番目、杉江先生が他の出展者の作品を説明している模様。

技術的な説明をしているのか? 少しおしゃれをして来たご婦人方は理解したかどうかは別にして、その熱意に敬意を表します。
何か熱心に質問している様子の方もおりました。

(3)その他の展示作品 (クリックしてください)


(4)第69回モダンアート展 
杉江先生も出品する「モダンアート展」の紹介です。興味のある方はどうぞ。(ご招待券3枚あります)

(5)自分では絵を描けない。
私は不器用なのか、忍耐力が無いのか自分では1枚の絵も描けません。自宅に潤いがないため、他人様の絵をコピーして(勿論作者の許可を得てます。)部屋を飾っております。

この様に居間の壁に、人様の作品で気に入ったものを掛けております。左は大学の同級生で友人の S.Toyoshima さんの「夏野菜」を掛けております。右は杉江先生の作品です。
この様にして、気に入った作品が見つかったら絵を入れ替えて楽しんでおります。本当に
上の2枚の作品は対照的で面白いと眺めている次第です。         (以上)






10 件のコメント:

  1. 石井さん白内障と緑内障が進んでいるとの診断、早めに手を打った方が良いと思います。小生は網膜が変形する症状で(直線が歪んで見える)早々と両方の目を手術しました。今は眼鏡等の付帯事項がなく免許証を更新しています。今年の5月がまた更新時期です。「はんゆう展」の作品は私にも全く理解が出来ませんが、この様な展示会に出掛けて刺激を得ることが重要で、ボケないためにも良いのではないでしょうか。

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  2. そうですか、もう両目の手術をされておられる。何か網膜などと言われると恐ろしくなりますが、やはり適切な処置をきちんとすることが大切ですね。私は運転が下手なので免許返納も選択肢の一つです。しかし、山の中の生活で車が無いと転居です。なんでこんな山の中と悔やまれます。絵画展示会に行くのは、Toyoshimaさんに影響を受けております。絵を見ながら作者はどんな気持ちで描いたのかなど想像すると面白いですね。コメントありがとうございます。(A.Ishii)

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  3. 目の劣化は歳を重ねると誰もが体験する悩ましい事象です。私も昨年免許証を更新しましたが、警察で検眼の時メガネを新しくした方が良いとコメントされました。実はメガネを更新しても、視力は0.1か0.2位しか良くならないので普段使用しているメガネで臨みました。恐らく白内障が進行しているんでしょうね。
    さて、本題の「はんゆう展」ですが、浮世絵を出品される方はいませんでしたか?広重や北斎とは異なる現代風の浮世絵があったら面白いと思いました。紹介された作品の中で「中山道 上松宿」は、何か懐かしい雰囲気を感じました。

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  4. 最初の眼科でメガネを更新しても0.1~0.2位しかよくならなくて0.6までにしかならない。免許の0.7には難しいと言われ、大島さんのおっしゃる通り。そして白内障が出ていると言われました。藁にもすがる思いで日帰り白内障手術可能な別の眼科で再診結果、緑内障も相当進んでいるとの事。次回は視野の検査です。いずれにしても白内障は手術し、緑内障は薬で進行を遅らせることで治療します。本題の「はんゆう展」では浮世絵の作品はありませんでした。なるほど1点くらいあっても不思議はないですね。コメントありがとうございます。(A.Ishii)

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  5. 1番目~3番目の写真は、版画とのことですが、私は版画の作り方など知識不足です。2番目と3番目の版画は、モダンアートらしく複雑で、難しいと感じました。一方、1番目は、デザインがすっきりしていて、ヨットなどの帆船が海上を走っているように感じました。色も赤、黄、青と原色に近い色が目立ち、インパクトがありますね。特に中央の赤色の曲線的な表現が印象的です。
    さて、私の絵も12月、1月と体のメンテナンスのため、中断していましたが、2月から再開しました。何枚か揃いましたら、投稿したいと思っています。4月中旬頃を予定しています。

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  6. 版画にも色々と技法や使用する材料が異なる様で私も「モダンアート」の部分は全く分かりません。出展者に「これは何を描いたのですか?」と聞いても、サー何かな?強いて言うなら海かなというくらいの答えです。観る人が勝手に想像するしかないのでしょうか? 田舎なので一般の版画とモダンアートをひとくくりにして展示しているので分かりにくい。一度だけ上野の東京都美術館にモダンアートを見に行きましたが、絵画、彫刻、版画、・・と手法別に分類し、すべてがモダンアートでした。いずれにしても難解でしたがそれでも何らかの味わいがありました。さて私が今回難解な作品に興味を持ったのは、どのようにして色を重ねていくのか、その技法を理解したかったのです。展示会場で説明を受けても分からず、先日工房を訪ねてきました。面白くないかも知れませんが、次回報告します。Toyoshimaさんの作品も楽しみにしております。

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  7. 私も公立病院では立派な白内障だと診断され(手術は、個人医からの紹介の時のみという)、近くの眼科医にいったところ、まだやらなくていいといわれ、そのままほったらかしにしています。薬をくれましたが、のみません。薬はできるだけのまない方針です。それはそれで心配はあります。いわゆる「モダンアート」は範囲が広くて、私にとっては、いいと思うものも、理解に苦しむものもあります。杉江先生は85歳にしては、かくしゃくとしています。好きなことを熱心にやっているからでしょうね。目のほうをお大事に。

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  8. 白内障は眼の手術と言うから私は恐ろしかったのです。しかし、実際は痛くもなく眼の掃除みたいなもので5分くらいで終わるという友人もいて気が楽になりました。虫歯1本抜歯するより楽かもしれません。貴兄もまた検査してもらった方が良いような気がします。さて「モダンアート」は本当に理解できませんね。私は身近な人がやっていること、そして芸術にも色々な分野があるものだという思いから投稿させていただきました。皆様の反応は私が大体予想していた通りでした。

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  9. 故郷の越前市へ墓まいりと小学校の同窓会に泊まり込みで出かけていました。
    昨日は、岡本太郎の太陽の塔の内部見学に行ってきました。
    石井君掲載の版画のモダンアート、杉江先生の作品、黒地に色が生えますね。
    絵具を筆から垂らしたり、投げつけたりした描き方ですね。
    その原画を元に、色違いで何枚かの版木を作り、重ね刷りしたと思います。
    中央が盛り上がって見え、油絵具の様な画面ですね。
    大きなものもあり、かなりベテランの方達ですね。
    理屈は必要でなく、見る人が感じたままで良いのが抽象画です。
    昨日は、万博公園の桜は満開で大勢の人でした。
    太陽の塔は、内部の階段を登りながらの鑑賞で、写真撮影は、1階のみ可能でした。
    高校時代読み血が沸き起こった岡本太郎著の「今日の芸術」をまた読んでみようと思っています。

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  10. imasanコメントありがとう。越前市で小学校の同窓会とは嬉しいですね。出席者の顔と名前は一致しましたか?そして岡本太郎の「太陽の塔」の内部見学と非常に Active な時間を過ごされて何よりです。私には岡本先生の作品は難解な所がありますが、おっしゃる通り理屈はいらないのですね。何かを自分なりに感じればよいのでしょう。杉江先生の作品制作手法の推測はなかなか鋭いですね。その手法を見学して来たのでそのうち投稿します。絵、書、彫刻、等芸術作品を生み出すためには大変な努力と情熱が必要だと少し分かる様な気がします。imasanは「今日の芸術」をまた読もうとするのは感情が瑞々しいのでしょうか!ただ感心するばかりです。

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