2019年6月13日木曜日

花菖蒲が見頃です(4)  (Seiji Toyoshima)

今回は、「花菖蒲」についての投稿で、関連投稿まで含めると4回目になります。                                          
毎年6月になると、ワイフが育ている花菖蒲※1 が見頃となり、以前から、花菖蒲について投稿※2 をしてきました。今 年も以前の投稿とダブルところがありますが、投稿いたします。                                          
今回の特記事項は、「キアゲハ蝶」※3 の撮影に成功したことです(少し大袈裟です)。                                          
以下、例年のようにいくつかの写真(6月8日と10日に撮影)を掲載します。                                            
                                          
※1:この花菖蒲は、ワイフが10数年前から、休耕地(約250坪、自宅から徒歩10くらいの所です)をお借りして育てています。毎年6月初めに開花し、順に1番花から3番花まで(大体1週間間隔)20日間ほど咲き続けます。花の種類は 正確ではありませんが、10種類くらいです。                                        
                                          
※2:以前の投稿                                          
(1)2016年6月、「花菖蒲が見頃です」・・・本ブログへの初投稿        
(2)2017年8月、「水彩画(その5)」、この中に花菖蒲を描いた絵があります。                       (3)2018年6月、「花菖蒲が見頃です」、                    
         近くの小学校の一年生(80名くらい)の訪問がありました。                                                                                       
※3:アゲハチョウ属は、両方の羽根を広げると9から12cmとなる大型の蝶で、国内で11種が生息しているとあります。この畑では、クロアゲハとキアゲハを確認しています。                                            
                                          
なお、花菖蒲を見ていてフト思いついた言葉ありました。ネットで調べると、『朝日カルチャー「禅語教室」』に次のような記事がありました。
                                       
  年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 (唐詩選)                                           
  (解説)・・・来る年ごとに花の姿は変わりないけれど、来る年ごとに見る人の姿は変わる。・・・人もまた時々刻々老いて ゆきて、そして彼の黄泉の世界へと去ってゆく。一時一刻も途切れることのない大自然の動き、諸行無常は世の習い 、花咲くも無常であり、花散るもまた無常で常に変化してやまないもので、この世の常なのだ。諸行無常の世の中に、常なるものは一つもなく明日のわが命さえ知れない。・・・

 上記の「無常」について、私は次のように考えています。                                           
 ここ数年、愛読書となっている、「般若心経」の写経(毎日少しづつ継続中です)の参
考書の解説では、「空」=「無常・ 無我」と解釈しています。この無常を「虚無的に捉えず、移り変わるがゆえに美しく、また貴いと考え、プラス思考で 積極的に生きる」という考えに賛同しています。

(1)花菖蒲の様子

花菖蒲の畑は、自宅から10分くらいの所で、桜で有名な公園を少し山の方に入ったところです。次の写真は、ほぼ全景ですが、白系が目立ちます。
なお、少数派の特殊なものもいくつかあります。                                           
この畑は、「野趣」(自然の趣、田舎らしい味わい)があるという人がいます。同感です。                                                  
                                   
花菖蒲の畑の全景です
      
 圧倒的に多いのが白系です。よく見ると純白は少しで、白地に青系の筋が入っているものが多く見られます。白系の次に多いのが紺系です。

白系の次に多いのが紺系です


エンジ色の花は、当初からのもので、集団で一角を占めていいます。

   
黄色の花は、数年前に数株をいただいたもので、3年くらいで株が
10mくらいまで増えました。目立ちます。                   
                                           

(2)キアゲハの撮影                                            

今回の投稿の特記事項は、「キアゲハ」の撮影に成功したことです。昨年の投稿では、近所の方から頂いたキアゲハの写真をスキャンして掲載しました。この花菖蒲の畑には、キアゲハとクロアゲハの2種が時たま飛来します。                                           
いずれの蝶も大型の蝶(両方の羽根を 広げると9~12cmとあります)で飛ぶ速度も鳥のように早く、一瞬のうちにどこかへ飛び去っていきます。                                           
今回は、先月のKANOUさんの投稿(2019.5.10)のカメラ関係の記事に刺激を受け(感謝です!!)、10数年前に購入して、2,3年後には保管庫にしまっておいた、ニコンのD70(デジタル一眼レフ)に望遠レンズ(18~200mm)を付けて、アゲハ蝶を撮ることにしました。1時間ほど待って、丁度キアゲハが飛来し、花菖蒲の蜜を吸って、静止して(30秒くらいの間)いるところを数枚撮ることができました。近づくとすぐ逃げてしまいますので、2~3m離れて撮りました。                                           
望遠レンズですとすぐにピント合わせることができました。他の写真は、キャノンのIXYで撮りました。                                           
なお、クロアゲハは、一度飛来しましたが、すぐ遠方へ飛び去り、撮影はNGでした。                                          
今回は、キアゲハの写真2枚を掲載します。同じ蝶でも姿勢の違いで、光線との関係か色が違って見えます。                                           
                                       
                                           
キアゲハ(1)


 
キアゲハ(2)同じ蝶です



8 件のコメント:

  1. 豊島様、花菖蒲は美しく優雅ですね。
    綺麗なので、ブログを見に来る人が一番多い様ですよ。
    今回、蝶々が蜜を吸っているところを見事にとらえましたね。
    焦点が見事に合っていますね。
    花菖蒲は、1度植えるとそこにまた花が咲いて増えてゆくのですね。
    花びらが、垂れているいるのが優しい感じで、他の花と違いますね。
    あやめ、すみれ、菖蒲がどう違うのかと思っています。

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    1. 花菖蒲は、株を年々増やし、今では畑が満杯状態です。株を希望される方も多いようで、ワイフも株分けが忙しいようです。
      さて、ご質問の「あやめと菖蒲の違い」ですが、大嶋さんのコメントにある通りです。花菖蒲は「花弁に黄色の目型がある」で識別すのが簡単のようです。なお、私の直感的な区別は、あやめは、小柄(背丈30~50cm)で5月に咲きます。一方、花菖蒲は、大柄(背丈約100cm)で、6月が最盛期ということです。また、この畑の片隅に10mくらいのあやめ(紺一色)がありますが、あやめが咲き終わった後に花菖蒲が始まり、咲く時期が全く違います。また、花菖蒲は、種類が多いのが特徴で、5000種もあるといわれています(この畑では10種くらい、素人の判断ですが)。花菖蒲の方が、花もボリュームがあり、華やかです。

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  2. 250坪の花菖蒲園を個人で維持管理してこの様な見事な花を咲かせることは大変なことで頭が下がります。多分大勢の方々が毎年楽しみにしているのではないでしょうか!いや、人間だけでなくアゲハ蝶も楽しみにしており、美しい花園に飛来するのでしょう。上手にキアゲハを撮影できましたね。蝶もきれいなら花も美しく素晴らしい写真で感心しました。禅語教室の記事はこの齢になると本当に身に沁みます。私は家庭菜園でジャガイモの収穫をしていても、来年もこうしてジャガイモを元気で栽培できるだろうか、などと考えることもあります。

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    1. 花菖蒲の手入れは、ワイフが一人でやっていますが、咲き終わってから、雑草取り、株分け、施肥などほぼ一年中やっています。最近では、知り合いの方が何人かお手伝いをしてくださるそうです。(私は殆どしていません。数年前に雑草取りでぎっくり腰になり大変でした。私は、この畑の少し先で野菜畑を少しやっています)
      ところで、「禅語」と言えば、以前このブログに投稿(2016年8月、「お気に入りの禅語」の中に記しましたが、「任運自在(にんぬんじざい)」を時々思い出し、気休めにしています。「ものごとをあるがままに受け入れ、運を天に任せて生きること」とあります。

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  3.  白色、黄色、紫色の花菖蒲何れも綺麗に咲き誇っていますね。近隣の人たちも楽しみにして、この季節の到来を待ちわびていることでしょう。念願のアゲハ蝶の撮影も見事です。クロアゲハも撮れると良かったですね。「何れ菖蒲か杜若」と言う成句ありますが、imasannの疑問で調べてみました。
    「あやめ」と「しょうぶ」は、漢字で書くとどちらも「菖蒲」なんですが、実際は別物なんです。その見分け方は、➀花菖蒲は、花弁の根元に黄色の目型の模様がある。花の種類が多く紫系統の他に、白や黄色、絞りなど多彩である。⓶杜若は、花弁の根元に白い目型の模様がある。種類は少ない。⓷アヤメは、花弁の根元に網目状の模様がある。種類は少ない。他に、水辺に咲くとか陸地に咲くとかありますが決定打にはならないようです。
     この歳になると、「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」は痛切に身に染みてきます。自然の悠久さと人生の無常さを達観できる様に努め、終活に着手しようかなと思っております。  

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    1. imasanの疑問について、ご回答いただき、ありがとうございました。私も調べて、認識を新たにしました。
      さて、前のブログで(2019年4月、「最近描いた絵(3)」のコメント欄で、大嶋さんにお願いして、「終活」関係の手続き書類を列記していただきましたが、多岐にわたり多いのに驚きました。その後、「終活」関連の参考書を数冊購入し、勉強中です。まず、お墓(墓地)を購入しました。高価でしたが、不思議なことに次に行く場所がはっきりし、一安心といったところです。「終活」は内容が多岐にわたり、書類も多いと思っていますが、元気なうちに、後に残った家族に迷惑を掛けないよう少しづつ進めたいと思っています。

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  4. これだけ広い面積で、長年に渡って花菖蒲を育てておられる豊島さんの奥様に、先ず敬意を表します。大変なご苦労だと、お察し致します。
    それから、豊島さんが撮影された蝶の写真も、見事だと思います。小生も花に飛んでくる蝶やトンボやハチなどを撮影しようと、何回もトライしましたが、ことごとく失敗でした。
    特に「キアゲハ(1)」の写真は、キアゲハの撮影アングルや、背景の色やボケ具合がキアゲハの羽根の美しさを引き立てるのに、非常に効果的だと思います。自分も、こういう写真を撮りたいものです。

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    1. コメントありがとうございました。家内は、花菖蒲の畑の手入れ(特に雑草取りの作業があります)を趣味としてやっていますが、私も驚いています(私は別に野菜の畑をほんの少しやっていて、花菖蒲の方は殆ど手伝っていません)。最近では、見に来られる方も増え、知人の方で草取りなどを手伝ってもらっているようです。蝶の写真は、何とか撮れましたが、Kanouさんの投稿に刺激に受けたことがきっかけになりました。ありがとうございました。これからも機会があれば、望遠付きのカメラを持ち出して、写真を撮ってみようと思っています。なお、蝶の写真の背景のボケ具合は、オートのままで撮れましたが、この辺のテクニックも調べてみようと思っています。

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