今回の投稿は、昨年10月以降に描いたアクリル画・4点(写真)です。
用紙のサイズは、写真2.がF4(333X242mm)で、他の3点はF6(410X318mm)です。
相変わらずの絵ですが、ご覧になってください。
<近況>
腰痛とは10年来の付き合いですが、年に2~3回軽いギックリ腰なります(1~2週間程度で治る)。ところが、今回は、12月初めに過去にないほど強烈なギックリ腰(左腰の筋肉痛)になり、4日も杖を使うほどでした。10日ほどで普通の生活になりましたが、この腰痛のため、12月~1月は絵の教室を休み、約3年間続けた太極拳を退会し、治療(整形外科や整体など)に専念しました。
少しずつよくなり、1月から何とか絵を再開しました(自宅のみ)。まだ、依然としてすっきりせず、時間がかかりそうです。
「歳はとりたくない」ものですね!!
1.「ツルウメモドキ(蔓梅擬き)」:写真1
目に留まった写真をもとに描いたものです。構図と実の色の変化に興味を惹かれました。ツルウメモドキの果実について:「果実は直径7~8mmの球形で、10~12月に黄色に熟す。熟すと3つに割れ、橙赤色の仮種皮(種子の表面を被っている付属物)に包まれた種子が顔を出す」、また、「木の高さは数mに達する」とあります。
丸い実(種子:赤色)の周りは葉と思いましたが、割れた仮種皮というものだとわかりました。
実物を見たいものです。
写真1.「ツルウメモドキ」2.「カトレア」:写真2
妻が育てているカトレア(または、カトレヤ)が、11月に見事に咲き、しばらく咲き続けました。これを見て描きました。
「カトレアとは、中南米原産のラン科植物の一つで、洋ランの女王といわれる」とあります。カトレアは種類も多く、カトレアの花言葉は花の色(赤、黄、白紫など)によって異なるようです。白のカトレアの花言葉は「魔力」だそうです。思わず引き込まれてしまうような力を感じる」ということのようです。
写真2.「カトレア」3.「四阿のある風景」:写真3
10月に近くの公園の池の端で、対岸の初冬の風景をスケッチしました。中央に見える「四阿」は、池の中に建てられており、散歩コースの一つです。この上からパンくずを投げると大きな緋鯉が沢山集まってきて壮観です。
初冬の木々の色彩の表現に難しさを感じました。
この池の周りには、桜の大木が並んでおり、春となれば桜の名所としてにぎわいます。
写真.3 「四阿のある風景」
相変わらず意欲的に絵画に取り組んでおりますね。小生などとかく時間を持て余し気味ですが、貴兄は、そんな暇はないとばかり熱心に絵を描いているのには感心します。どれもすばらしい出来だと思います。3の「四阿のある風景」とありますが、「四阿」の意味が解りません。知識が無くてごめんなさい。
返信削除コメントありがとうございます。
削除ご質問の「四阿(あずまや」について:「屋根を四方に吹きおろし、壁がなく柱だけの小屋。庭園などに休憩所として設ける」とあります。なお、「四阿」の「阿」は、「棟」の意味だそうです。
因みに、この公園にはおよそ100mおきに数か所設けられており、腰かけて一休みするのに便利です。
いつもながら色が鮮やかです。
返信削除ツルウメモドキの赤色が良いですね。
また、光と影をきっちり書かれています。それが色を引き立てています。
四阿のある風景は、柔らかの緑の陰影がゆったりとした感じに包まれています。
池の中の浮御堂みたいなのが四阿でしょうか。
木立の輪郭線を描くときっちり過ぎて柔らかさが出ませんが、明るい黄緑が濃い緑(影)で引き立って、柔らかないつもの世界(画風)を感じます。
心和らぐ絵を長く書き続けて下さいね。
コメントありがとうございます。
削除説明不十分ですみません。池の中にある(中央付近)建物が水上の四阿です。この公園にはいくつか四阿がありますが、この四阿が最も大きいです。この四阿から見る四方の景色も格別です。
絵の方は、まだ修行中です。最近絵の教室でキャンバスのサイズがF20号(727X606mm)という絵を描き進めています。キャンバスの面積は、いつものF6号の約3倍で、大きすぎて自転車では自宅に持ち帰れませんので、教室の保管棚において置き、月2回のペースで描いており、完成まで時間がかかりそうで(半年?)。大きく描いていますので、今までより細部までよく描けるのではないかと期待しています。
「ツルウメモドキ」の絵を見た瞬間に私は一気に子供の頃の思い出の世界に引き戻されました。コメントに代えて思い出の一部を書きます。私が子供の頃は遊びと言えば、一時期小鳥のメジロ獲りと山芋掘りでした。小学5~6年にもなると1人でおとりのメジロと鍬を持って裏山に分け入って、先ず山芋のつるを見つけ、その近くにおとりメジロを下げて、トリモチを棒に巻いて仕掛けました。ウメモドキがあればメジロにアピールするようにおいたものです。そしてやおら山芋掘りです。メジロ2羽、山芋を3本もとれたら上出来でした。立派な山芋は売りに歩き、傷物はトロロ汁にしてもらいました。この様なことで「ウメモドキ」(つるは省略していた)は身近な植物でしたし、子供心にもきれいだなと思いました。Toyoshimaさんの素晴らしい ツルウメモドキ の絵によってあの頃を一気に懐かしく思い出し、絵の力の大きさに改めて驚いた次第です。
返信削除(注)トリモチ(鳥黐):黐の木の皮を水の流れるところで叩いていると、最後に粘着性の強い餅のような物体になります。このトリモチも自分で作りました。保存方法は団子状にして水に浸す。
小鳥はウメモドキを食べる。
コメントありがとうございます。
削除A.Ishiiさんのコメントで私も小学生の頃を思い出しました。戦後間もない頃で、近くの川(魚捕りや水泳)や山(栗拾いなど)へよく遊びに行ったものです(周りを山に囲まれた盆地の町で自然には恵まれていました)。
メジロと言えば、私も近くの年長の方に連れられて、山へメジロ捕りに行ったことがあります。おとりの入った鳥かごにトリモチを付けた棒を2本つけ、ひたすらメジロが捕れるのを待っていました(メジロは捕れませんでした)。家では、どこかで頂いたメジロを一羽飼っていました。可愛く、鳴き声がきれいですね。
今、庭の梅の木の枝に半分に切ったミカンをさして置いています。時々、メジロなどがミカンを食べているのを見ます。
なお、ツルウメモドキは見たことがありません。
四枚の絵を見ていると画風が定まってきたようですね。絵全体の柔らかさの色調は見る者の心にホットした安らぎを感じさせます。それに静物画の背景が落ち着いて主役を引き立てています。何れも力作で好きな作品です。
返信削除例によって拙い一句を添えてコメント代わりに致します。
「蔓梅擬き」 実が裂けて 蔓梅擬き 赤眩し
「カトレア」 丹精の カトレアの花 気品満つ
「四阿のある風景」 四阿(あずまや)に 日の影動く 初冬かな
「いちご」 小さくも 鉢のいちご 仄かな香
いつも句を詠んでいただきありがとうございます。
削除句にはいつも感心しています。私は、句には疎いですが、絵を見ながら、何回か句を読んでいると、深い味わいを感じます。
画風については、やっとアクリル画(約3年目)になれてきたように感じています。
imasanさんのコメントの返信に記しましたが、いま、大きいサイズの絵に挑戦しています。この絵で先生に教えてもらい、じっくり気に入るまで描いてみようと思っています。
訂正「いちご」 小さくも 鉢のいちごは 仄かな香
返信削除雑事にかまけて遅くなりました。いつもながら、旺盛な創作意欲に圧倒されております。
返信削除4作それぞれ個性的で、素人目にも洗練されてきていると感じています。
「ツルウメモドキ」は、小洒落たセンスの佳品ですね。バックのいくつかの丸い形が主体にマッチしてとても素敵です。我が家には、「ウメモドキ」が、二株ほどありまして、可愛い小さな赤い実が、落葉した後もしばらく残っていますが、そのうち小鳥に食べられてしまいます。
「カトレア」も、テーブルの色とバックの色が、本体を引き立たせて上品な感じがします。
「いちご」は、葉の色彩に迫力があり、赤い実がアクセントとなって、個性的な逸品になっていると思います。
「四阿のある風景」は、公園の静かな佇まいがよく表現されている豊島スタイルの絵ですね。低山や平地林、緋鯉のいる池、それに、それほど遠くないところに、富士山と駿河湾がある、たいへん羨ましい環境ですよ。
これからも、ご自愛されて素敵な絵を制作ご披露ください。
それぞれよく見ていただきありがとうございます。
返信削除ウメモドキとツルウメモドキの違いが気になり、調べてみました。
「ウメモドキはモチノキ科モチノキ属の落葉低木で、ツルウメモドキはニシシギ科ツルウメモドキ属の落葉蔓性植物」とあります。どちらも葉が梅の葉に似ているところからウメモドキとなっており、全く別物だそうです(赤い実なるのは同じですね)。
四阿のある公園は自宅から近くで、かつてはよく愛犬の散歩に行きました(いまは足腰が弱り上には行きません)。少し上に行くと富士山がよく見えます。また、駿河湾はもっと高い日本平(標高約300m)まで行けば(自宅から車で約20分)眼下によく見えます。特に冬は富士山と駿河湾が同時に見え絶景です。
何かの縁でこの地に住んでいますが、今更ながら良いところだと思っています。