・今回の投稿は、今年の2月以降に描いたアクリル画・4点(写真1.~写真4.)です。用紙のサイズは、すべてF6(410X318mm)です。相変わらずの絵ですが、ご覧になってください。
・腰痛は、昨年12月初めに始まり、少しづつよくなっています。4月に入って、やっと以前の状態に戻りつつあります。12月、1月は腰痛のため、絵描きは殆どお休みでした。2月から、以前のように絵描きを始めています。ウオーキング(週1回)も始めていますが、腰痛はまだ時間がかかりそうです。
・最後に最近読んだ本の感想(特に心に残ったところ)を少し記しました。
1.「初夏の里山」、写真1.
写真1.は、大先輩(32M,昨年他界)のアトリエを訪問した際、沢山並べてあった絵のなかから、この絵(アクリル画、サイズ10号?)をカメラにおさめ、この写真をもとに模写したものです。絵の場所については確認していません(山梨か長野でしょうか?)。
田舎の田植え後の風景で、原画は写実的、緻密、繊細な表現で、美しいと思いました。
模写も難しく、多少モヤがかかっているようなところもあり、難しかったです。
写真1.「初夏の里山」
2.「初冬の里山」、写真2.
写真1.と同じく、大先輩のアトリエでカメラにおさめた写真(アクリル画、サイズF10?)をもとに模写したものです。なお、この原画の場所は確認していません。
木々の枝ぶりの表現が難しいと思いました。画面の下の方にある白い点々はススキと思われます。茶系一色の山は、故郷の山々の景色を思い出させます。
透明水彩画を描き始めたころ、透明水彩画の描き方を説明する動画を配信していただけるサイトがあり、登録しましたら、今でも時々更新され、参考にしています。写真3.は最近配信された動画を参照して、アクリル画で描いたものです。透明水彩画の方が柔らかい表現になるようです。
写真3.「桜と老夫婦」
4.「イチゴと蜜蜂」、写真4.
写真を見て描きました。イチゴに姿が変わった2匹の蜜蜂、構図的に興味があり描きました。検索によれば、イチゴの名は、「エゾヘビイチゴ」と出ました。野生のイチゴでジャムにすると普通のイチゴよりはるかに美味とあります。
また、蜜蜂は動いているところで、写真でははっきりしないところがあります。
写真4.「イチゴと蜜蜂」
5.最近読んだ本:「死という最後の未来」
著者:石原慎太郎、曽野綾子(対談)、幻冬社(2020.6.20発行)
新聞の広告を見て入手しました。感想を少しばかり記してみます。
本の背表紙には、次のようにあります。
・「キリストの信仰を生きる曽野綾子。法華経を哲学とする石原慎太郎。~対極の死生観を持つふたりが「死」について赤裸々に語る」
・特に心に残ったところは次のとおりです。
「運命を司っているのは誰か」の章の中で対極的な考えが述べられています。。
<曽野氏>
「カトリックの世界には、『God's will』という言葉が常にあって — つまり神様の思し召しということね。・・・8割ぐらいは運命に流されて、2割ぐらいは自分で舵をとって、というのがいいんじゃないかと思います」。・・・私は神という存在なしでは、人間の存在もないような気がするのですね」。
<石原氏>
「いやあ、僕は、思し召しがあるとしても、10割自分で舵をとりたいですね。全部、自分でやらないと気が済まない」。
・私の感想:
上記両氏の対極的な考え方に興味を覚えました。
ところで、私の考えは、「人事を尽くして天命を待つ」の考えで進みたいと思っています。「天命」には、いくつか意味があるようですが、私は「天命=天の定めた寿命」と捉えています。
また、禅語の「任運自在」(運を天に任せ、自在に生きる)も好きな言葉です。
貴兄は実に根気よく絵を描いていますね。感心しています、この年になると何事も長続きせず、一つのことでもついつい長引いてしまいます。貴兄のこの根気良さが元気の秘密かもしれません。絵はいずれもすばらしいと思います。余計なコメントは遠慮します。腰痛の方は大分良くなったとのこと、小生もようやくまともに行動できるようになりました。ゴルフも何とかラウンドを回れるようになりました。一日おきに約1時間の歩きを心掛けています。
返信削除高齢者(60歳以上)を対象とした、県レベルの芸術展が毎年あります。その出品の締め切りが、10月で、いまひそかにこれを目指してアクリル画を作製中です。キャンバスの大きさは20号で、いつも描いている6号の表面積で約3倍もあり、苦戦しています。仕上がるまで数か月くらいかかりそうです(月2回教室のみで描いているため)。
削除腰痛の方は、最近週一回10分くらいウオーキングを始めていますが、その後二日くらいは痛みが増します。30分を目指しているところです。
4点の作品、いずれも素晴らしいです。腰痛をかかえながら仕上げた作品とのことですが、Toyoshima さんの画風が確立されたような、貫禄みたいなものを感じます。もはや趣味の域を出ていますね。私は「イチゴと蜜蜂」が特に良いと思います。蜂が本当によく描かれていて感心するばかりです。右上の蜂も良いです。
返信削除「死後という最後の未来」とは何だか難しそうですね。私は神、仏、とか運命など余り意識したことがありません。強いていうなら成る様にしてなった結果が運命だと思っております。勉強不足でコメントも出来ません。
霊魂とか、輪廻転生とか興味があり、時々ネットで読んだりしていますがよくわかりません。今回読んだ本の中でもよく読み取れませんでした。
削除神のみが知る領域でわからいということで割り切っていこうと思っています。今を精一杯生きていくのがよいと思っています。
相変わらず惚れ惚れする絵を描いていますね。楽しく時間を過ごしている様子が浮かびます。「初夏の里山」は美しい絵ですね。山脈のコントラストがおみごとです。「初冬の里山」は絵を見ていると侘しさを感じました。「桜と老夫婦」幸せな一時なんでしょうね。「イチゴと蜜蜂」蜜を採取するのに一生懸命なんでしょうね。例によって拙い一句を添えておきます。
返信削除・初夏の里山 早苗田(さなえだ)に映える里山遠蛙(とうかわず)
・初冬の里山 里山も着替えて侘し初冬かな
・桜と老夫婦 花盛り何を語るか老夫婦
・イチゴと蜜蜂 蜜蜂や我を忘れて苺花
いつも各絵について俳句を詠んでいただきありがとうございます。
削除中でも、蜜蜂の句の「我を忘れて」は良いと思いました。
私も絵を描いているときは、腰痛のことも忘れて、無心になって描いています。楽しい一時です。
いつもながら、素敵な絵をご披露いただきありがとうございます。以前にも書きましたが、豊島スタイルが、ますます輝きを増してきたように感じております。この中では、「イチゴと蜜蜂」が、落ち着いた心の安らぎを感じさせる宗教的な静けさが漂っているように思います。また葉の落ちた落葉樹の裸木がよく出てきますが、独特の風情があってなかなか味わいがあります。
返信削除小生、来月82歳になりますが、まだ俗気ふんぷんとして、悟りなどとは程遠い感じがしております。豊島さんの絵画へのご精進には、いつも感銘いたしております。 安楽岡
お元気な様子で何よりですね。
削除野尻さんのコメントの返信のところに記しましが、初めてのチャレンジとして、高齢者対象の県レベルの芸術展に出品しようと準備しています。
この出品により、どう評価されるかわかると思っています。
今回の絵は、実の風景に題材を求めるのではなく、先輩の絵や写真などに絵心を触発されて描かれたと言うことに特徴があります。
返信削除素直な気持ちで絵の中に飛び込まれつかまれたことを表現されたのですね。
いつもの様に木々の重なり、影や濃淡の表し方が素晴らしく上手ですね。
やはりアクリル画の色の綺麗さを感じます。水彩とは全く別物ですね。
豊島カラーと表現の丸みをいつものように感じます。
法華経を唯一の経典とするのは日蓮宗で、石原慎太郎がと思いました。
高校時代、文芸春秋で石原慎太郎と小田実との論争を読んでいて、私は庶民派の小田実びいきだったので、オヤーと思いました。
コメントありがとうございます。参考になります。
削除・月2回の絵画教室に入会してから5年になり、初めは透明水彩画でしたが、教室の生徒さん達は、油彩画またはアクリル画であり、
絵で尊敬するお二人もアクリル画のため、著名な画家の絵(油彩)の模写や、写真をお手本にアクリル画を進めてきました。最近は、アクリル絵具の使い方も慣れつつありますが、先日、先生から、個性のある絵を描くようにしたらというアドバイスを頂きました。以前先輩から、目安として、少なくとも構想3か月、彩色3か月と聞きました。
私の場合、構想の段階は殆どありません(今制作中の大きい絵は、少し考えましたが)。今後は、構想に時間をさきたいと思っています。
・「最近読んだ本」は、新聞広告に「死とは何か? 死の先には何があるのか?」とあり、この点に興味を覚えて、読んでみました。
しかし、期待外れでした。私にとって、特に新しい知見はありませんでした。ただし、もう一度読んでみたいと思っています。