2022年6月13日月曜日

最近描いた絵(17) Seiji Toyoshima

今回の投稿は、最近描いたアクリル画・4点ですが、タイミング的に花菖蒲(家内が手入れしている)が見頃となり、二つのテーマが重なりましたので、絵の次に花菖蒲の写真を加えたものにしました。 

なお、腰痛の方は、少しづつよくなり、5月には発症前の状態に戻りつつあります。


A.「最近描いた絵(17)」

1.「尾瀬の木道」:写真1.

絵の参考書(水彩画※)の中に「尾瀬沼畔にて」という水彩画があり、これを参照して、アクリル画で描いたものです。  ※:透明水彩画のこと。以下同じ。

尾瀬には、学生の時行く予定がありましたが、生憎台風が来て中止になってしまったという思い出があります。

この絵は、尾瀬のどこかの木道のある場所です。アクリル画にすると、水彩画の雰囲気が上手く表現できないと感じています。

<写真1.サイズF6,アクリル画>

           写真1.尾瀬の木道

2.「帆船」:写真2.

絵の参考書の中に、ハワイ(ラハイナ:マウイ島)の港に停泊中の帆船を描いた水彩画があり、これを参考にして、アクリル画で描いたものです。帆を取り付けるロープが何本もあり、この細い線を描くのが大変でした。2本マストの大きな帆船です。

なお、残念ながら私はハワイへは行ったことがありません。

ヨットと言えば、こちらに来た頃は寮生活をしていましたが、同期生の中に横浜の大学のヨット部の経験者がおり、寮生希望者10数名で1人一万円で、中古のスナイプヨット(二人乗り)を購入し、2,3年は会社の「海の家」近くの海で、夏の休日にはよく遊びました。

<写真2.サイズF6, アクリル画>

    写真2.「帆船」


3.「カトレア」:写真:3

庭の片隅にいくつかのランの鉢(家内が手入れ)があり、毎年咲きます。丁度5月にカトレアが見事に咲きましたので、アクリル画で描いたものです。

カトレアは、中南米原産のラン科植物で「洋ランの女王」ともいわれる美しい花です。

交配により、種類も多いようです。

<写真3、サイズF4, アクリル画>

    写真3,「カトレア」


4.「ヤマボウシ」:写真4.

ご近所の方から、庭のヤマボウシ(高さ4mくらい)の花*付きの枝をいただきました。

 *:花びらように白く見えるのは、「総苞片」とあります。

ご近所さんの庭木は、花が満開で白一色のように見えます。ヤマボウシは、落葉高木。初夏を代表する花木で、山林などに自生する木ですが、街路樹や庭木にも植えられるそうです。

<写真4.サイズF4、アクリル画>

    写真4.「ヤマボウシ」



B.「花菖蒲が見頃です(7)」
家内が手入れしている、花菖蒲が例年のように見頃になりました。少し写真を掲載します。なお、「花菖蒲が見頃です(6)」、2021.6.14投稿もご参照ください。







13 件のコメント:

  1. ミナヨシ会のブログも投稿者が少なく淋しい限りですね。私も何とか投稿の題材を考えていますが、残念ながらまだ適当なものが有りません。現在は干支にちなんだ作品を制作中ですが時間が掛かるし、気長にやっているのですぐには投稿までにこぎつけそうにありません。期待して待っていてください。言い出しぺの今川さん近況を投稿してください。
    豊島さんは腰痛を抱えながら相変わらず素晴らしい絵を描いていますね。尾瀬の木道は懐かしいですね。学生時代に前橋時代の女性たちと尾瀬沼をハイキングで言った思い出が懐かしく思い出されます。

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    1. コメントありがとうございます。
      公民館の絵のクラブも会員が、高齢化のた年々減少、淋しい限りです。私の投稿は、投稿作業は一つのルーチンのようになっていますが、絵の場合、描く絵の題材を決めるのに苦心しています。
      終わりのない絵描きの世界に入って、試行錯誤が続いています。
      毎1,2時間絵描きを楽しんでおり、唯一の趣味です。
      なお、
      次回の投稿を楽しみにしています。

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  2. 鬱陶しい梅雨の季節に、素晴らしい絵の投稿でさわやかな気分になりました。そして各作品についての解説は、描かれた背景、動機、などが分かり助かります。帆船のロープを描くのが大変だったとのことですが、改めて見直しますと、実によく描かれています。遠目に見たロープの様子、雰囲気が伝わってきます。「帆船」は見事な作品と思います。
    今年もまた「花菖蒲が見頃」となったのですね。奥様のご努力の賜物と思います。お世話する人の愛情に花も応えてくれることがよく分かります。肥料がよく効いているのが印象的です。
    素晴らしい投稿、ありがとうございました。腰痛も治りよかったです。

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    1. コメントありがとうございます。
      以前から、船には関心があります。こちらへ来た頃、二人乗りのヨットで海で遊んだことがあります。。
      また、船と言えば、3年生の時の夏季実習で、瀬戸内海の造船の会社が就職の選択肢にあり、広島の呉造船(旧)に2週間ほど行ったことがあります。実際はイメージと異なり選択肢から外しました。
      長年勤めた、会社(工場)も港があり、海なし県育ちですが、海になぜか縁があるようです。

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  3. アクリル画4点何れも素晴らしい作品ですね。何時もながら感心して鑑賞しています。感想を交えていつもの通り拙い一句を添えておきます。
    「尾瀬の木道」
     尾瀬ケ原の木道は、広大な湿原のぬかるみの中をハイカーが歩かないで済むように整備されたものなので、緑一面の湿原の中を何処までも続く木道をイメージしていましたが、木々に囲まれた木道は意外でした。木道を歩きながらすれ違う時に見知らぬハイカー同士が声を掛けあった60数年前の記憶を手繰っています。
      木道で声交わす尾瀬若き男女(ひと) 
    「帆船」
     ハワイ周辺には、帆船の航海に適う南太平洋の貿易風が安定して吹くため、クック諸島を廻る貨物帆船がハワイを拠点にして運航していました。常夏のハワイには帆船やヨットは常備品ですか。私は、オアフ島には二度ほど行きました。
       帆を巻いて交差する綱透かす空
    「カトレア」
     洋蘭の女王ともいわれるカトレアには、大人の魅力というか妖艶な雰囲気が漂う美しい花で、定年退職の時に戴いた花束を思い出しています。
      定年の宴カトレア胸に抱き
    「ヤマボウシ」
     落葉高木のヤマボウシを朝霧でみたことがありました。  
      富士山の雪より白しヤマボウシ 

    例年見応えのある花菖蒲、今年も見事に咲き誇っていますね。手入れも結構大変でしょう。好きなんですね。好きでなければ中々出来ることではないです。人柄が感じられます。

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    1. コメントありがとうございます。
      また、いつも俳句を詠んでいただきありがとうございます。絵に俳句を加えると情景が広がるのを覚えます。

      オアフ島には2回も行かれたとのこと。私は、会社の出張でマレーシアのペナン島に行ったことがあります。一日休日があり、近くのリゾート地にプールがあり泳いだりしました(海はインド洋に接しており、波が高く泳げませんでした)。
      ペナン島は、ハワイに似ているところがあるのかと勝手に想像しました。


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  4. いつもながら、精力的な作品への取り組みに敬意を表します。
    私は地元に居りながら、尾瀬へは、間近まで行きましたが、行ったことがなく、今でも未練があります。
    「尾瀬の木道」は、構図がなかなか素敵ですね。樹木の佇まいや木立の枝ぶりなどに惹かれます。拙宅には、落葉樹を中心に、若い時に、やたらに木を植えましたので、それらが繁茂して、枝落としや剪定がたいへんです。この絵の背後に霧の中から浮かび上がる数本の樹木が尾瀬らしさを添えていて効果的です。
    「帆船」は、海と空の表現がいいですね。それに帆船のロープが、白い帆をいっぱいに張った様子を想像させています。また左上の樹木の枝がともすると単調な海と船の絵になるところを、これによって、描き手のいる港の様子の方に関心を向ける効果があるとおもいます。
    「カトレア」は、花と茎・葉が大胆に描かれ、前作の「イチゴと蜜蜂」とはまた違った静けさのようなものを感じます。
    「ヤマボウシ」は我が家にもありますが、四弁花をすべて真上から描くことにより、独特な雰囲気を醸し出しております。
    いつも力作をご披露いただき、ありがとうございます。料理作ることが五感を使うので、心身にいいと聞きますが、絵を描くこともそれに準じて、また達成感もあって、心身共に健康な毎日を送るに資するものとおもいます。
    最後に奥様の丹精込めた花菖蒲の素敵な写真を拝見させていただき感謝申し上げます。

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    1. コメントありがとうございます。
      ・私も尾瀬には未練があり、その気持ちが残っているのでしょうか、参考書を見て木道の絵を描いたものです。
      ・自宅の庭に数本の植木があり、ハクモクレン、梅、ひめしゃらなど大きくなって私には剪定ができなくなっていて、息子が帰ってきたと剪定を頼んでいます。
      ・絵のクラブの先輩は「絵を描くときは頭を使うので認知症予防になる」と言っています。確かに絵を描くときは、それまでの知識を総動員して描いています。ただし、絵の先生からは、絵描きは腰痛の人が多いとのこと。腰痛には注意したいと心掛けています。

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  5. 墓じまいをしてお骨を引き取りに行く列車の中で、ラインで、投稿のお知らせを見ました。そのお骨を大阪の四天王寺に納骨しました。
    ホーットしてブログを読ませてもらっています。

    最初の絵をスマホで見て、水彩画?と一瞬思いました。
    手前の緑の木立は、水彩画らしい色づかいを感じます。
    アクリルは水彩と比べ、色が格段に濃くて綺麗で、水彩画では、アクリルの色を出せません。従って、水彩を真似る必要は全くないと思います。

    2つ目の帆船、破綻なく本当にバランス良く描かれております。
    これまで良くを描かれて来た賜物と思います。

    3と4の花、花びらの色を出すのは難しいですが、3は、色遣いに優しさを感じます。4は、斜め横から見た方が、花の立体感が出せたのではと思います。

    昨年、小学生と花菖蒲の絵を描かましたが、見事だったことを思い出します。
    一度、風景をスケッチしてきて、アクリルで描かれたらどうでしょうか。

    家の庭に、ほんの少しの花菖蒲があり、豊島様の所も満開と思っていました。

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    2. 的を得たコメントで参考にいたします。ありがとうございます。
      私の経験からですが、絵の描き方について記してみます。

      県の高齢者美術展での絵の分類は、洋画は、油絵、アクリル画、水彩などとなっています。
      因みに、市内の作品展では水彩画(透明)が殆どで、市内の公民館のクラブ(20?)の作品です。また、県レベルの美術展では、油絵、アクリル画が半々くらいで、水彩(透明)は殆ど見受けませんでした。油絵とアクリル画(水彩の一つ)は簡単には見分けができませんでした。

      私が公民館のクラブに入会したのは8年前で、野外スケッチが主体でしたが、なかなか上達しません(非常に経験が必要で)。そこで、5年前に絵画教室に入会しました。この教室では、油絵が多く
      次にアクリル画でした。先輩からのすすめもあり、4年前からアクリル画に転向しました。

      現在は、公民館のクラブでは、短時間で描ける水彩(淡彩画に近い)で、絵画教室ではアクリル画です(自宅で描く時間が多く一枚20時間くらいかかります)。アクリル画は、試行錯誤を繰り返し楽しんでいます。終わりのない絵の旅ですね。














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    3. 描かれるアクリル画には、豊島様独自の素晴らしい色の世界があるので、模写でなく、いろんな題材の絵を描いて見せて欲しいと言うことです。

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    4. 拝承いたします。
      今後新しい題材を見つけて描くよう心がけます。

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