2023年3月9日木曜日

龍の彫り物:登り龍

 ミナヨシ会のブログは最近豊島氏しか投稿する人がいないので寂しい限りです。小生やっと投稿できるものが出来たので、つたない作品ですが製作の過程も含めて投稿します。

1.原画:登り龍の姿を表現しました。

2.原画を材料(木材)に転写する:細い針で全体の姿を木材に描く。

3.描いた絵に添って、龍の姿を彫り刻む:のみで形を整えながら彫り刻んでゆく。


4.当初彫り刻み易く柔らかな材料を選択したら、彫り刻んでゆく途中で角の部分など細い部分で欠けてしまう事態が発生。上記の材料で失敗

5.硬い材料の木材を選んで再度挑戦した。使う工具:ノミ、彫刻刀


6.硬い材料ではノミで刻むのにも相当な時間が掛かる、なかなか思うように刻めない。


7.絵具で色を付けて、龍の姿らしく、活き活きした様子を表現する。(上図)なかなか思うように表現できませんでした。
8.立て掛けられるように、背面に支え板を取り付けました。













2.材料(木材)に上記の龍の絵を描く(形状を針で描写する)

10 件のコメント:

  1. 投稿できてよかったですね。
    お疲れ様でした。
    よくみてみます。
    大きな作品で実物を見たくなりました。迫力がありますね。

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  2. 投稿の仕方を教えていただきありがとうございました。間隔が空いてしまうと投稿の仕方などすぐに忘れてしまうこの頃です。最近パソコン内に保管していた写真など(ピクチャー)が全く空になってしまっているのに気が付き、NECに問い合わせていますが、一向に回復しません。データはディスクに保存してあるのですが、データをすぐ引き出せないので困っています。年の生かなーと嘆かわしいです。貴兄は絵で頑張っているので頼もしいですね。

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  3. 野尻さんはプロとしても通用する「書」の技術も習得されました。最終的に掛け軸にしたものを何回も拝見しましたが その見事さに ただ、ただ、尊敬するだけでした。 今回「龍の彫り物」に挑戦とのこと、驚きました。完全な二刀流ですね。趣味として「彫り物」などは素晴らしい着眼ですね。「能ある鷹は爪を隠す」と云われますが、もしかしたら爪を隠しておられた? 投稿作品の大きさ等分かると尚よいですね。 また貴兄の「彫り物の流派」などあるのでしょうか? 素晴らしい作品を見せて頂き ありがとうございます。

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    1. 石井さんあまり褒めないでください。好きなだけで、暇に任せて取り組んでみました。これまでに造った彫り物は、トラ、とウサギです。いずれも干支にちなんで作ってみました。トラは12年前。ウサギは昨年製作しました。来年は私の干支:辰年なので挑戦してみました。正直言って難しかったです。大きさは幅:100mm、長さ:320mm、厚さ:40mmの木材に彫りました。この年ですがもっと飛躍して見たくて「登り龍」にしました。書の方はこれから今年の展示会に出展する作品に取り掛かる予定です。この3年間コロナのために気に入った裂地(きれじ)や和紙が入手し難かったのですが、今年は東京まで買いに行ける予定です。

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  4. 竜の彫り物にチャレンジされておられるとのこと、数少ない趣味の一つではないかと推測いたします。当方は、年賀状用に、篆刻のセットを買って十年前頃に始めましたが、視力、忍耐力が加齢とともに落ちてきたせいか、七~八本掘ってからは、新しく石に掘る気力が無くなり、出来たものを順番に繰り返し使って、はなはだ新鮮味のない体に成り果てました。印刻は、わざと周囲に切り欠きを入れたりして、古さを出しますから場所によっては、ごまかすことができます。木の場合は、削り落とした部分を接着剤で付けることはダメでしょうから、並大抵の苦労ではないでしょうね。しかし完成した暁の達成感はまた格別だと思います。
    力作のご披露心から敬意を表しますとともに、これからも頑張ってください。 安楽岡弘久

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    1. 年賀状用に篆刻に取り組んでいるとのこと、素晴らしいですね。小生も掛け軸製作には落款印が必要なので、姓名印、雅号印、引首印などが必要なので自分で彫っています。作品の大きさによって、落款印の大きさも変えなくてはいけないので、大きさの違うものをいくつか製作しています。年賀状用なら色々なものを彫ることが出来るのでぜひ続けてください。是非これまでの作品をこのブログに投稿してください。石井さんや、今川さんの発案で「ミナヨシ会」として始めたブログなので続けていきたいと思います。

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  5. 龍の彫り物に驚いています。書に絡んで表装にも長けているので感服していましたが、彫り物にも取り組んで楽しんでいるとは驚きです。自分は中学生の頃、授業で彫刻刀で版画を彫ったくらいしか経験がないので、彫り物についてのコメントはできないです。但し、海外に出掛けた折に象とか虎とか仏像などを買って帰りますが、選択肢は「大きい」ければOKです。表装でも発双とか軸棒など手作りされている様なので木材の加工には慣れ親しんでいるんでしょうか。全くお見事です。

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    1. コメントが遅くなりごめんなさい。2番目の息子の家族と千葉補面へ旅行をしていましたので、今頃になってしまいました。表装の八双(発装とも書く)及び軸棒は専門店から購入しています。貴兄に送った掛け軸の箱は手造りです。木工品は過去にもいくつか手造りで製作しています。

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  6. 彫刻は以前にもされていたのですね。
    まず、大きさと板の厚みに驚きました。

    さらりと書かれた下絵が見事です。

    写真を拡大したりして何度か見させ頂きました。
    難しさが分かりました。
    平面プラス立体の表現なのですね。

    版画の凹の彫だけでなく凸の彫も必要なのでしょう。
    目玉、歯牙、髭や鱗を立体的に表現すると良いと思いました。
    例えば、目玉を丸く飛び出でたように、龍の牙も立体的にとか。
    やってみたくなりません!
    それには、数か月ほどかの時間を要すろかも。

    下絵がそのまま彫刻になっています。立体を考え細かく描けば・・。
    横から見た写真を見て、龍の頭の部分を立体的に彫ればと思いました。

    創作の想像を膨らませれば面白くなりそうです。やりがいがあります。
    新潟などの欄間造り方は参考になるかも知れません。

    頑張って彫って下さい ‼

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  7. コメント遅れてすみませんでした。ブログの書き方が解らなくなり、貴兄に色々質問して手間暇をかけましたが、豊島さんに教えていただき何とか投稿出来ました。今回の作品は思い立って始めたのですが、非常に難しかったです。もっと立体感が出せるかと思いましたが、うまく出来ませんでした。ご指摘のように牙、口、角などを強調してみようと思って、彫りだしたのですが細かい部分で表現できませんでした。また龍の胴体部分の「うろこ状」も思うように表現できませんでした。

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