2016年7月15日金曜日

呼吸法

 先に「仏教の勉強中です」という投稿をしました(2016.6.22)。今回は、「坐禅の呼吸法」について記事にしてみます。2年ほど前から、仏教に関心を持ち、「般若心経」の読経、坐禅、写経を日課として続けています。(「継続は力なり」を信じて)

1.坐禅の呼吸法

①坐禅について
  坐禅は、本※1 によれば、次のように要約されると思います。
  「坐禅は、禅修行の根幹といわれており、姿勢を整え、呼吸を整えて行います。呼吸を整え  ると、心が落ち着きます。頭の中では、何も考えず、無の境地になります」。「何か浮かんできても、構わないことです。すると、すっと心から消えていきます」。「要は、執着を捨てて、手放してあげるということです」、「大宇宙の中にいる自分が、頭ではなく、体で感じられるということです」
 <私の感想>
  無の境地にはとても至らず、「雑念」が沸いてきます。これが普通らしく、この雑念をうまく受け
  流していくのも修行になるといわれています。

②坐禅の効果、効能
  坐禅の効果、効能としては、・安らぎが得られる、・集中力が鍛えられる、・ストレスの解消など
  坐禅により、「セロトニン」が活性化するためといわれている(※2及び③参照)
また、ゆっくりした呼吸により、副交感神経が優位になって、リラックス効果が得られるという。
 
③坐禅の呼吸法 
  かつて読んだ次の本から引用します。
 『有田秀穂、「セロトニン欠乏脳」、2003.12.10  NHK出版』より
  <医学(脳生理学者)の立場から、「坐禅(呼吸法)が心身に与える効能は、
    脳内セロトニン神経※2 の働きで説明可能」という>

セロトニン神経を鍛えるコツ・・・「意識的なリズム運動」が大切
 呼吸のリズム運動を特に意識したものが、坐禅の呼吸法、ヨガの呼吸法、気功法、太極拳など
吐いて、吐いて、吐き切る腹筋運動
 腹筋を絞って、吐いて、吐いて、吐き切ることからスタートする。腹筋のリズム運動によってセロ
 トニン神経を鍛える。この呼吸法は、「丹田呼吸法」といわれている。
呼吸法・・・呼気(吐く)時間を長くセットする
 吐く時間の方が、吸う時間よりも1.5倍から2倍くらい長いのが生理的呼吸。
 例えば、15秒に一回の呼吸の場合には、吐くのに8~10秒、吸うのに5~7秒かけるのがよい
 この呼吸法で、20~30分間続ける。

④私の坐禅
 坐禅のやり方については、本やネット※3 で調べて、自分の方法(半かふ坐、鼻呼吸、吐く:
 約8秒、吸う:約5秒、これを100回、約20分)やっています。ゆっくりした呼吸で、落ち着いた
 気分になり、血行もよくなります。

2.他の呼吸法

  最近では、本やネットで、「ヨガ」、「マインドフルネス」などの呼吸法が紹介されています。
  「世界のエリートはストレス管理が違う!今流行のマインドフルネス呼吸法(4-7-8呼吸法で
 ストレスに打ち勝とう!」という勇ましいタイトルの記事もある。また、「眠れない時に1分で眠
 れる!478呼吸法のやり方と効果」もある。
  「478呼吸法」は、短時間で効果があるといわれているので、試みようかと思っています。

 以上、ご参考までに記しましたが、自分に合った呼吸法を探してみては如何でしょうか?

<参考資料>
※1:桝野俊明「すっきり爽やかな心をつくる」(書いて体得する禅)、2013.9.13 メディアファクトリー
※2:「坐禅の効果、効能」: http://zen.halfmoon.jp/zazennkouka.html
   セロトニンとは、体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つ。
   セロトニンが活性化すrば、思考、感情、衝動を抑制して精神が安定する。
※3:「気軽に坐禅」:samadhi(サマーディ)、http://www.samadhi-zen.jp/zazen/index.html
       「坐禅の方法」の記事。 「椅子に座る」方法も紹介されている。  

4 件のコメント:

  1. 座禅を続けておられるとのこと、忍耐強いですね。この中で呼吸法について詳しく述べられていますが、約20分、100回の呼吸を毎日続けているとのこと。忍耐強いですね。少しは見習いたいと思います。野尻貞夫

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    1. 坐禅を続けている一つの理由は、坐禅をした後、長年の腰痛(左の腰が重い)がかなり軽くなるという実感があるためです。腰回りの血流がよくなるためではないかと思っています。試してみてはいかがですか?

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  2. (座禅)の呼吸法ありがとうございます。記事に従い自分なりに簡単に試行して、新しい発見をしました。心が落ち着きます。目を閉じて椅子に無理のない姿勢で座り、静かに呼吸をすると不思議に心が落ち着くことを私は体感しました。目を閉じてはいけない、呼吸は8-5で100回とはいきませんが、しばらく「目を閉じて静かに呼吸」と「写経」をセットでやってみようと思います。
    私は目を閉じると雑念が取り払われると強く感じたことを強調したいのです。

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    1. 私は、目を閉じてやったことがありません。明日から試してみます。ありがとうございました。

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