この同好会には、レベルの高い、経験豊富な先輩が数人おられますが、先生は、いません。皆、自分のスタイル(画風)で楽しんでいます。水彩画には、様々な技法があり、多くの画家が本を出しています。私が購入した本もいつの間にか相当数になりますが、フィットするものは3冊くらいです。先生を先輩方といくつかの本として、勉強中です。
ある本に絵を100枚描けば、自分のスタイルが決まってくるとありました。私もやっとその時期になり、一つのスタイルに辿り着きました。その技法とは、「マスキング法」※2 といわれるもので、水彩画の特長である「紙の白を生かす」のに良い画法とあります。
最近、マスキング法の練習として、描いたものを2点載せました。まだ、お見せするほど上達していません。あるレベルまでには、ひたすら練習、練習です。
※1:メンバー(高齢者):男性5名、女性10名、月2回、冬は教室で静物画、春~秋は野外で
風景画、年に3回ほどバスで日帰りのスケッチ旅行、年に3回ほどの作品展など。
※2:下絵の次に、マスキング液(ゴムを揮発性の溶剤で溶かしたもの)を白地として残したい
ところに塗布→乾燥後彩色→乾燥後マスキング(ゴム状)を剥がす、剥がしたあとは白地
のまま、または彩色。
「矢車菊・浜松市フラワーパーク」 2016.5.13 バス旅行、(自宅で描き直したもの) 矢車菊の花、葉、茎やバックの桜の葉をマスキングした。葉、茎の部分は、 学生の時、製図で使った、「からす口」を用いてみた。 絵のサイズ:F6(318x410mm) |
矢車菊の部分を拡大 |
道具類・・・左:マスキング液、中:からす口、右:水筆 |
「波打ち際・三保の松原」、波の白いところをマスキングした。 先日投稿した写真を見て描いたもの。 絵のサイズ:F6 |
矢車菊のマスキング上手く行きましたね。背景に浮かび上がって何んとも云えない雰囲気を醸し出しています。いいですね。
返信削除素晴らしい水彩画の投稿ありがとうございます。ブログを開いた瞬間に見事な絵が目に飛び込み驚きました。マスキング法という技法を使っておられるとのこと、詳しくはわかりませんが難しそうですね。私は波が砕けた後に白い泡が水中に溶け込んだところに波の躍動感を感じます。勿論矢車菊の絵も魅力的です。
返信削除コメントありがとうございます。レベルアップを目指し、精進を続けます。
削除実際の波打ち際では、躍動感、エネルギーを感じました。かつては、この辺でよく投げ釣りをしました。釣りはほとんどだめでしたが、波の一定のリズムを聞いているのが心地よかったです。
素晴らしい水彩画ですね。手法はかなり難しそうですがすでにマスターしたように思います。小生も絵のセンスが有れば水墨画を描いて、文字を添えた掛け軸を作りたいと思っていますがなかなかできません。そのうちに挑戦してみたいです。野尻貞夫
返信削除コメントありがとうございました。参加している倶楽部には、レベルの高い方が多く、まだまだレベルアップが必要と思っています。
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