なお、今回のスケッチ旅行はJR電車を利用(清水~三島、約1時間、参加者9名)
<「楽寿園」ついて>
名前だけは以前から知っていた三島市にある「楽寿園」は、広さ約2万3千坪の自然豊かな公園です。 「ここは、明治維新で活躍された小松宮彰仁親王が明治23年に別邸として造営されたもので、園内には約1万年前の富士山噴火の際流れ出た溶岩が見られます(資料より)」
歴史ある公園で、大木も多く、森の公園という印象でした。
以下、写真で説明します。
<小浜池から楽寿館(別邸)を望む>
ここは名勝区域で、この池は溶岩の間からの湧水により毎日水位が変化します。
近年は、渇水時が多い。 奥の方に楽寿館(別邸)が見られます。この日も渇水状態で露出している溶岩が多く見られました。
小浜池から楽寿館(別邸)を望む、この辺を描いた人が多かった |
<スケッチのスポットを選ぶ>
歴史ある公園で、絵のスポットは多いと感じましたが、20分程度あちこち歩き回り、小浜池とは反対側の大きな木々に囲まれた、緩やかな流れ(手前から奥の方へ)のある「せりの瀬」という所を選びました。丁度、陽光が差し込み木漏れ日が印象的でしたので、ここを選びました。
楽寿園(「せりの瀬」) |
<スケッチの格好>
スケッチをしているところの様子です。11時から14時半まで、昼食をはさんでスケッチを行いました。絵を描き始めると時の経つのも忘れるほどでした。このスポットは、木々が多く、多彩で絵にするには難しい 所でした。絵のサイズは、F6(41.0cmx31.8cm)で、絵具は透明水彩。ほとんどラフなスケッチ画となりました。
カメラ用の三脚を利用しています。通路の端のため、前を訪問客が通ります。 |
<仕上げた絵>
現地のラフスケッチと写真をもとに、自宅で絵を描き直しました。絵のサイズは、F6(41.0cmx31.8cm)で、絵具は不透明水彩に変更しました(不透明水彩絵の具は、油彩やアクリル画のように重ね塗りや修正が 容易です)。毎日約2時間、10日ほどで仕上げました。何度も修正の繰り返しです。絵のタイトルは、「木洩れ日」として、来月3日から始まる地元の「交流館」のロビー展に展示します。下手でも一句読むことにしています。
万緑や富士の湧水木々茂る
タイトル:「木漏れ日」 サイズ:F6、不透明水彩絵具
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