2024年6月12日水曜日

私の老人ホーム生活(2)  A.Ishii

私は山間の静かな所で一人生活をしていました。しかし急に持病の腎不全が悪化したため、急きょ 老人ホームに入居して 人工透析治療を受ける羽目になりました。こうして私の老人ホーム生活は 2023-7-2 から始まったのです。

「1」生活環境の変化

一人暮らしの時は、散歩道では四季の花を愛で、前庭では家庭菜園を楽しむことが出来て、人生の楽園 みたいな生活であった。その反面何事も、一般家庭で行われる総てのことを一人で行い、これが老人の私には大きな負担であり、そして孤独な生活であった。

それが一転して 老人ホーム生活 となった。

        (介護付き老人ホーム)「ライフケアガーデン熱川」(本館)

                      所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町白田415  


                                    正面玄関(本館)

               私の部屋(個室)
大切なパソコンだけ持ち込んだ。プリンターは 8000円 で新規購入した。そして見た目より     
便利さを重視して、学生寮の様だ。更に何時死んでも、簡単に片づけ出来る様にダンボール箱を家具の代わりに配置。これが私の終の棲家である。もうどこにも行く所はない。

ところが、住んでみて分かった。私の場合だが、

老人ホーム生活は素晴らしい。こんなに住み心地の良い所はない。第二の人生のなかで私は今が一番幸せで、充実している。もう孤独ではなく、ライフケアガーデン熱川 のファミリーの 一員なのだ。

なぜ老人ホーム生活が素晴らしいかは、これからおいおい紹介してゆきますが、
1)ホームの職員さんが素晴らしい。事務(7人)看護(5)介護(18)相談員(1)
食堂(6)施設保守(3)清掃(3)の布陣であるが、皆さん、誰もがやさしく、親切である。このことが私には何より嬉しい。
2)私も意識を変えた。今までの独り暮らしの時は、何でも自分で出来る。孤独に強いとうそぶいて、突っ張っていた。しかし病気になって初めて、人は一人では生きられない。人の助けを借りながら生きるのだと悟った。肩の力を抜いて、素直な気持ちで皆さんの援助を受けて、感謝をする。この様に自分を変えた。だって自分一人では歩けなくなったのだから!
以上二つのことが、素晴らしい老人ホーム生活をスタート出来た大きな要因である。

少し話題を変えます。
「2」ホームの企画(一例)

この様にホームの予定が月初に示されます。20日に「合同喫茶店ツアー」がありますが
私が4月に「喫茶店ツアー」に参加した様子です。
メンバー:ホーム(事務員、看護師、介護士、計3人)  入居者 4人 合計7人
   
 ガスト(ファミリーレストラン)に行きました。
 10ケ月ぶりの外出。席に着いて珍しそうに店内を観察。眼鏡は100円ショップで買った老眼鏡。

 入居者と看護師さん(赤シャッ)。何を注文するか相談中。

 注文したスイーツをロボットが運んで来た。

 注文したスイーツをとり出しました。そしてロボットは帰っていきました。

 スイーツを前に満足そうですが、少しオーバーなジェスチャーでした。

こうして楽しい、少し興奮した喫茶店ツアーも終わりました。 注文は卓上のタブレットで、 ドリンクは ドリンクバーからセルフサービス。そしてロボットが注文品を運搬して来る。 このシステムに驚き、感心し、そして一人でこんな店に入ったらお手上げであることを悟った一日でした。

              **** 今回おわり ****

12 件のコメント:

  1. 石井さん
    老人ホームでの様子がすこしずつ分かってきました。ここでの生活が楽しいと感じて過ごせるのが何よりも素晴らしい事です。「合同喫茶店ツアー」も楽しそうですね。鼻からの酸素吸入もとれて気分的にも楽でしょう。ライフケアガーデのファミリィとして楽しんでください。

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  2. 早速のあたたかいコメント、涙が出るほど嬉しいです。今日は透析日で
    憂鬱な早朝ですが、ミナヨシ会のファミリーにもささえられていると
    思うと、勇気が出てきました。(6月12日早朝)

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    1. 矢張り透析は憂鬱なんですね。透析している間よもやま話や雑談出来る仲間が、いつも同じ時間帯で隣り合わせのベッドで同病のよしみを共有出来たら別の楽しみが生まれるかも知れないですね。そんな相棒が欲しいですね。

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    2. 透析中は足がつったり、手がしびれたりで会話をする雰囲気ではありません。中には駄々をこねて、どうなってもいい、もう帰る。など叫ぶ者もいます。その辺のことはまた書きますのでよろしく。心から心配いただき、ありがとうございます。

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  3. 合同喫茶店ツアーは楽しそうですね。「類は友を呼ぶ」とか言いますが、お友達とも気が合っているように見えます。以前の石井さんのように、当方は自分で植えた木々がデカくなって、その管理を全部自分でやらねばならず、体を騙し騙しやっております。石井レポート何かと勉強になっております。 安楽岡弘久

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  4. コメントありがとうございます。貴兄は植木の管理が大変なようで、よくわかります。私も自分で出来なくなって、最後には職人に頼む有様。頼むと高い費用がかかるし。ホームではこの費用も不要で楽です。またブログを書きますのでよろしくお願いします。

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  5. 私たちが将来希望する理想の施設に思えます。
    月2回予定されている買い物などのツアーは、世間の日常生活を味わうことが出来、皆様が孤独になることもありませんね。
    看護と介護の方々も多く、持病のある方の受け入れもあり安心出来る住処ですね。隣に病院も併設されてある様ですが・・。
    これだけの介護が受けられるにはどれぐらいの費用が掛かるのか考えてしまいます。月々の費用が年金だけで行ければ良いのですが。
    色んなプランがるのでしょうね。
    自分と重ね合わせて考えてしまいました。
    今の生活を楽しんでおられ安心しました。
    また、書いて下さいね。

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  6. 只今隣の病院から帰って遅い昼食が終わりました。コメントありがとうございます。費用などのこともこれから順次書く予定ですので宜しくお願いします。imasan も病気とうまくつきあって、お体お大事にしてください。
    (6月14日 1:45 pm)

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  7. 老人ホーム生活が素晴らしく、住み心地が良いという貴兄のコメントが職員や、スタッフの充実ぶりを見ると解るような気がします。これまでとは違った環境で大いに楽しんでください。

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  8. 野尻さん、及びミナヨシ会のブログ仲間は奥様と幸せな時間を過ごしておられ、最も素晴らしいことです。私の場合、そのような時間は意外にもあっけなく過ぎ去りました。残る人生は身の丈にあった穏やかな生活を、と思っています。これからもよろしくお願いします。コメントありがとうございます。

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  9. たまのみちこ2024年6月16日 11:36

    暖かい終の住処が見つかり、良かったですね。今まで充分、ひとりで頑張ったのですからこれからは、周りの助けを借りて、時に協力しながら過ごしてください。

    周りに誰かの気配がするって、安心しますよね!

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  10. コメントありがとうございます。肩の力を抜いて穏やかな気持ちで、残された時間を過ごしたいと思います。今後もブログ見て下さい。よろしく。

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