2024年11月10日日曜日

私の人工透析治療生活(8) A.Ishii

 私の人工透析治療に関連して行われる検査や測定は 血液検査(2回/月)、レントゲン撮影(1回/月)、 そして 血圧、体重、酸素、体温、測定  そして 排便確認、 シャント 状況をチェック、など多岐にわたります。 病院側ではどのような 集計をしているかわかりませんが、大部分のデータは 生データとして蓄積されています。そこで私はそれらのデータを 集計、 解析、 あるいは グラフにしたりして H 医師とホームの U 看護師長 宛てに報告書を毎月提出しております。 それでは 10月の報告書の内容を紹介します。 註)報告書は黒字の部分だけです。赤字はこのブログ用に補足した部分です。




10月の透析治療 関連データの総括報告の件    (2024-11-6)


1)酸素 (SpO2)   平均 97%  ( 特に問題なし)

    96 ~ 99 % 正常値、   90%以下が 呼吸不全で何らかの治療が必要。


2)透析後体重    平均 65.3kg   ( 先月とほとんど変わらず)

   最大65.8kg  最小 65.1kg で問題ないと判断します。


3)排便  16回 / 31日  ➡  1.9日に1回   (現在のところ 問題なし)


平均 1.9日に1回なので問題なしとしたが、実際には問題ありです。 On-Off のグラフを見ると深刻な便秘は2回起こっています。 いずれも 何とか 解消しましたが、透析を受ける 私には本当に憂鬱なことです。(摂水量が 800cc と制限されると便秘になり易い)  今後は さらに便秘薬を上手に使い、早めに便秘のスパイラルに入る前に手を打つ必要があると考えます。


 4 血圧

血圧(上) の 月別平均値 (直近2ヶ月分) の推移をグラフにしました。


      a) 3月から10月までの長期間の血圧(上)は下がり気味である。

      b) 10月の血圧(上)は 透析前 血圧(111)に対し 透析後(117)と近似している。

      c) 注視したいのは 透析後の血圧であるが、偶然にも 8月~10月の3ヶ月間、それぞれ
          (117)と同じ値で、 グラフはフラットになっている。

      d) 透析後 ホームに戻り 昼食前の測定時は 平均(137)( 手持ち データで)まで戻るので
          日常の生活には問題ないと思います。


血圧については 単純化して血圧(上)に限定して上記の報告をしました。しかし 手持ちの総括表では多岐にわたり 平均値、ばらつき( 最大値、 最小値)が 時系列的にわかるように整理・保存してあります。 傾向を見るために折れ線グラフも短時間で描くことができます。


 5)透析効率 (10月7日血液検査表より)


 2024/10月

        備考

URR (尿素除去率)

  69.8 %

65 %以上を目標、と推奨されている。

Kt/V (標準化透析量)

      1.44

1.4~1.6 が望ましい、とされている。


透析効率は透析時間を決める重要な項目です。現在 3.5時間ですが URR が 60%を切ると 老廃物を十分に除去する方策として、更に 透析時間を延長しようと言われます。 現在透析効率 URRは 69. 8%なので、 先生から透析時間の延長の提案はありえないと 自信を持って言い切れます。


6) 参考


 9~10月の朝食前、 透析前、 透析後、の血圧(上) の推移 グラフ です。 極端な 右肩上がり下がりは確認されません。このようにして傾向を見るのも重要だと思います。 


以上のように報告をしております。しかし 報告書を提出するように頼まれたものでもなく 私が一方的に提出しているのです。 患者が報告書を提出するのも かなり珍しいことでしょう。H 医師やU看護師長は超忙しいので報告書を見る時間はないかもしれませんが、それでも私は構いません。何しろ 押しかけ 報告書 ですから! むしろこの報告書は自分宛の報告書と考えております。 こうすると色々な事象が Visible になり、また自分の勉強にもなります。   以上                  


それでは今回は少し軽い内容ですが 終わります。


           ***** 終わり***** 


0 件のコメント:

コメントを投稿