2018年10月18日木曜日

  奥上州の旅            大嶋 進

1.奥上州の旅について
9月21日から奥上州に旅してきました。
平素は家族サービスを怠っていましたので、偶々時間が出来たのを契機に、群馬の旅を提案したところ関心を寄せて即賛成を得たので奥上州へ行って来ました。
余裕を持って日程を組みましたが、思いの他、苦行の連続でした。改めて老人であることを認識しました。
群馬の山奥には自然が満ち溢れています、温泉も一杯あります。
機会がありましたら一度行かれた如何でしょう。
林から透けて見える川の青さに感動
2.日程
初日は、碓氷峠・メガネ橋、鬼押し園、草津湯畑を回って草津温泉泊。
2日目は、渋峠・芳ケ原湿原、野反湖で万座温泉泊。
3日目は、八ッ場ダム周遊、我妻渓谷散策で川原湯温泉泊。
4日目は、桃太郎の滝、四万の甌穴群、中之条ガーデンスに寄って帰ってきました。

3.旅の綴り
写真入りで書かれた旅の綴りを、そのまま生かすべく写真にして掲載しました。
本文写真をクリックし拡大し読んで下さい。写真も文章も鮮やかに見えます。

3-1.国道18号沿いの遊歩道から碓氷第三橋梁
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3-2.浅間の鬼押し出し園
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3-3.草津湯畑、芳ケ原湿原
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3-4.八ッ場ダム、川原湯温泉
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3-5.我妻渓谷

        渓谷の写真が綺麗なので元のサイズで掲載します。
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3-6.桃太郎の滝と四万の甌穴
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4.台風の被害について

台風24号は、暫く轟音が続き物が飛び散る音が絶えませんでした。
我が家の車庫の裏口のドアの網入りガラスが飛来物で破損して、強風で表口のシャッター(中柱1本の2面)が壊れました。
1日車に乗ろうとして車庫に行くと車が出せません。業者に修理を依頼しようにも、停電で電話が不通です。
携帯で電話したところ要件を言う前に電源が切れて通話不能です。
台風の前にしっかりと充電しておかなかったのが不覚でした。
少年の頃、ボーイスカウトで「備えよ常に」と身につけていたのですが、遠い昔のこととなってすっかり忘れてしまいました。
2日になって、漸くシャッターの業者に連絡がとれましたが、被害が多かったのでしょうか順番待ちで、直ぐにはやって貰えませんでした。
3日になって、車庫内の片付けも終わって平常通りになりました。台風25号が心配です。

車庫の写真を掲載します。
破損したドアのガラス
台風後の車庫のシャッター



2018年10月2日火曜日

コメントに代えて(月下美人) (Seiji Toyoshima)

今回は、imasanさんの先日の投稿:「月下美人、その他」のコメントに代えての短い投稿です(写真がありますので)。
一昨夜は台風24号(この地は特に被害はありませんでした)、昨夜は月下美人の開花と2日続きで、強い刺激を受けました。

月下美人は、昨日の昼頃、家内が俳句の先生から、一輪の蕾をいただき、夕方6時頃から咲き始め、今朝はしぼんでしました(月下美人は夜しかも一晩しか花を咲かせないとあります)。その間時々見て、その都度素晴らしいと思いました。
月下美人の花言葉は、「あでやかな美人」、「はかない美」などとあります。実際に見ると実に美しい花で、花言葉のとおりです。芳香もありました。

直径約18cmと大きな花で、淡い、透明感のある色です。絵の先輩から「見て感動したものを描きなさい」といわれています。昨夜の感動を写真を見ながら、後日絵にしたいと思った次第です。

以下はその時の写真です。

14時頃の様子、開き初め

19時頃の様子、半分くらい開きました

21時、全開となりました。芳香も感じました

22時近く、全開状態が続きます

翌朝の6時頃、殆どしぼみました

2018年9月22日土曜日

月下美人、その他      imasan

1.月下美人
家には、月下美人の鉢が3鉢ある。その中の2鉢から花が咲いた。
大きな鉢からは3回、小さな鉢からは2回花が咲いた。
以下に掲載の写真は、9月11日に咲いた月下美人です。
今、大きな鉢のものに2つの蕾がついています。咲けば4回目です。
この様に咲くことは、我が家では初めてです。
暑さの影響かも知れません。
玄関前に置いた大きな鉢の月下美人
月下美人が蕾をつけた。これは咲く前日の写真。蕾が上向きになり咲く準備をしている。
家に中で見るべく玄関ドアの中に入れた。大きくて置くのも大変である。
玄関の中では、葉の重みで前倒れになるので、紐で支えないといけない。
夜9時過ぎの月下美人、ほぼ満開
夕方、5時過ぎから徐々に大ききなって行く。自由に咲いているので、花の向きは色々だ。写真手前に小さい鉢、その後ろに大きな鉢を置いている。
玄関戸の前の大きな鉢の月下美人は、同時に6個咲いた。
手前の鉢の3個の内2個が咲いた。1個は次の日に咲いた。
月下美人、夜中の3時か4時までは大きいが、それから萎んでゆく。
それでは、順次、月下美人の花の写真を掲載します。

横から撮るとこんな形です
正面から撮った写真です
花弁を写す
拡大し撮りました
月下美人、これまでに2鉢で8輪咲いたが、今回また8輪咲いた。
ゴージャスな花である。一つの花びらが絹で出来ているみたいです。
ただ、それも主に見るのは、私だけです。
勿体ない。しかし、夜に咲くから致し方ない。人に見てもらうわけにもいかない。
せめて皆様に見て頂きます。
寒さに弱いので、11月半ばから4月初めまで家の中に入れます。これが大変。

2.ある日の散歩で見る景色
瀬田川沿いを歩いた写真を掲載します。
散歩に出かけ雲が面白いので撮りました。
最近出来たコンビニ店です
少し、暑さが去った感じがしたので、雲の景色も変わりました。
瀬田川沿いに出た所です。右側に南郷洗堰があり、琵琶湖の水を堰き止め管理しています。堰は、10門ありますが、夏場は、1門しか開けていません。
台風時は、全門の開閉度を制御し多くの門開けます。ここから宇治川を経て淀川へ流れ行きます。
日の出前の風景
少し上流から洗堰を撮る
私の好きな風景です。
3.小さな台風被害
この間の台風21号で屋根の棟鉄板が飛び落ち(敷地内)、更に、カラーベスト3枚が飛び落ちて、1枚が裏の家の雨戸を直撃し小さな穴が開きました。翌日、謝り行きました。
翌日、屋根工事業者に来てもらいましたが、修理依頼の仕事が立て込んでいて、また、雨の日が多く工事が遅れ、明日来てもらい補修してもらうことになりました。
むき出しの屋根の天辺、棟部
剥がれたカラーベスト部
台風の翌日、7社の屋根工事業者にし、やっと、1社が次日に来てくれることになりました。幸い、雨漏りはしていません。
30年前に屋根全体を張り替え、15年目に無理替えました。
棟鉄板は、釘止めだったようです。今は、ねじ止めだそうです。
補修点検は、必要ですね。

2018年8月13日月曜日

最近描いた絵   (Seiji Toyoshima)

相変わらず、絵を描く生活がメインになっています。地元の絵のクラブ(以下、クラブ)と近くの絵の教室(以下、教室)とそれぞれ月に2回通っています(クラブ、教室では、絵を描いている時間は短いですが、自宅でその 何倍もかけて仕上げています)。今回の投稿は、最近(4月~8月)描いた絵の中から4点を選び掲載しました。          
いずれも何とか描き上げましたが、まだまだだと思っています。「愛読書」の中に「究めれば究めるほどさらに 世界が深まり、次なる学びが続いていく」とあります。
まさにこの心境です。                                               
                                               
<「3通りの描き方」について>                                               
私の現在の絵の描き方は、①透明水彩画(クラブで始めて丁度4年、最もポピュラーな描き方)、②不透明水彩画(約1年)、③アクリル画(約1年)の3通りです。最近は、クラブでは透明水彩(自宅で不透明で仕上げることもある)、教室ではアクリル画になっています。                                               
描き方は、絵具の特性によりそれぞれ特有な描き方があり、頭の切り替えが必要です。                                              
クラブでは、時間との関係で(室内:3時間、野外:長くて5時間)全員が透明水彩画です。また、1年半になる教室(2時間)では、アクリル画を勉強中です。なお、教室では、ほとんどの方が油彩画で、参考になることが多く、刺激を受けています。                                              
                                               
<最近描いた絵4点>                                               
以下、4点の絵の写真を掲載します。なお、5月から、絵ごとに俳句を詠むことにしています。
俳句の参考書に「・・・ふと立ち止まる時間をつくってひと時俳句を詠む・・・」とありました。これで思い出すのは、「愛読書」の中に「当たり前ほど幸せなことはない」、「当たり前の中に幸せを見つけられるようになると人生はこの時間からとても豊かなものへと変わっていきます」と述べられていることです。俳句もその一つと思って勉強していこうと思っています。                                               
                                               
なお、絵を描いた所要時間を記しましたが、写真1を除き、概略の時間です。                                              
                                               
<写真1:「夏野菜」>                                               
クラブの室内で2時間半程度で描きました。最近は透明水彩で短時間で描き上げることに慣れてきました。透明水彩画は、短時間で「修正なし」で描き、いろいろな技法があるので難しいと思っています。透明水彩画は、透明感があり、この点が気に入っています。
 ・透明水彩画:サイズF6(41.0cmx31.8cm)、水彩画用紙      

写真1.「夏野菜」 夏来るトマトなすレタス彩れり
                                           
  <写真2:「満開の桜」>                                               
歩いて5分ほどの公園の桜で、アクリル画です。この公園は、桜が1,000本もあるという桜の名所です。この絵の数本の桜(大木)は、昭和初期に植えられたそうです。このアクリル画は、クラブのスケッチで透明水彩で描いたものや写真をもとにアクリル画として描き直したものです。修正の繰り返しで、所要時間約20時間。色彩では、桜の色と早春の緑が特別で、合った色を見つける(作る)のに苦心しました。
  ・アクリル画:サイズF6(41.0cmx31.8cm)、キャンバスボード

写真2.「桜満開」 満開を誇りたるなり桜かな
 
<写真3:「花菖蒲」>                                               
既投稿(2018.6.14)「花菖蒲が見頃です」の所で、クラブでスケッチしたものや写真をもとに、不透明絵具で描き 直したものです。不透明水彩絵の具は、油彩画やアクリル画のように重ね塗りや修正が容易で、アクリル画に近いと思っています。修正の繰り返しで、所要時間約10時間。                                               
 ・不透明水彩画:サイズF6(41.0cmx31.8cm)、水彩画用紙  

写真3.「花菖蒲」 花菖蒲妻の丹精ここに咲けり
         
<写真4:「クロガネモチ」>                                               
毎土曜日の早朝に1時間程度、花菖蒲の畑の草取りをしていますが、その途中、公園の池の所を通ります。 ある日、丁度池の水辺の「クロガネモチ」(高さ約20mの大木)の白い幹(資料では、「木肌は灰白色」)が水面に白く映り、際立っていました。これを主題にして描きたいと思ったわけです。                                              
描き方については、教室の先生にポイントを教えて頂きました。                                            
特に、水面に木々が映っている姿を描くのが難しいと思いました。                                              
なお、クロガネモチ(黒金黐)の名前の由来は、「苦労しないで金持ちになる」といわれており、縁起の良い木とされています。修正の繰り返しで、所要時間約30時間。
 ・アクリル画:サイズF6(41.0cmx31.8cm)、キャンバス(布地)      

写真4.「クロガネモチ」 青葉濃し水面に映る白き幹

2018年8月7日火曜日

祇園祭ー3      imasan


山鉾巡行・・つづき
7番目の綾傘鉾が去って8番目の白楽天山が来る。
8.白楽天山
唐の詩人白楽天が道林禅師に仏法の大意を問う姿である。
道林禅師は手に数珠と払子を持ち松の枝の上に座し、白楽天は唐冠をかぶり笏を持って立っている。
前懸は文化5年新調された紺地雲龍文様刺繍裂と、万延元年(1860)蟷螂山より買受けた毛綴の三点継もある。
毛織は、トロイ城陥落のときアイネイアスが父を救出する図の優品である。





白楽天山はヨーロッパのタペストリーを懸物を複数使用し飾っているのが特徴です。
前懸は鶏鉾や鯉山のものと同じく、ギリシャの叙事詩「イーリアス」の中のトロイ陥落を一場面をあらわしています。
胴懸、水引、そして見送りはフランスから購入したタペストリーで、他に染織作家山鹿清華の「北京万寿山図」手織錦の見送もあります。


白楽天山の御神体の一つ・道林禅師は、松の木の上で生活していたといわれていて、その高さはカササギの巣と同じかなりの高さだったそうです。





当日は、警官も多く出ていて、向こう側に渡りたい人には、地下道を利用するように指導していた。



9.鶏鉾

天下がよく治まり訴訟用の太鼓に苔が生え鶏が宿ったという中国の故事の心をうつしたものという。 鉾頭の三角形の中の円形は鶏卵が太鼓の中にある意味をあらわすといわれる。



天水引は下河辺玉鉉、下水引は松村呉春(17521811)、松村景文(17791843)など四条派画家の下絵になるものである。前懸のペルシャ絨毯。







胴懸の草花文様インド絨毯は、近年復元新調されて用いる。


見送は有名な毛綴で近年の調査によるとトロイの皇子へクトールが妻子に別れをつげる図であるという。この見送は、16世紀頃ベルギーで製作、江戸時代初期に輸入されたものと考えられ、国の重要文化財に指定されている。











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10.太子山

聖徳太子が四天王寺建立にあたり、自ら山中に入って良材を求めたという所伝にもとづき、 他の山が真木に松を立てているのに対して、この山は杉を立てている。 









前懸は緋羅紗地に阿房宮の刺繍。

















胴懸は金地孔雀唐草図のインド刺繍、見送は平成15年新調の波濤に飛龍文様錦織を用いる。














11.伯牙山
 

琴破山」ともいわれる。山の御神体(人形)は中国の周時代、琴の名人伯牙とその友人鍾子期との物語に取材、伯牙が鍾子期の死を聞いてその琴の絃を断ったという故事をあらわしている。人形は手に斧を持ち前に琴が置かれている。人形には「金勝亭賽偃子」の墨書銘があり、天明以降の作と考えられている。

前懸には上下詩文、中央に人物風景の有名な「慶寿裂」をかけその下に龍文様の錦を用い、さらに人物図の押絵切付の水引によって飾っている。
胴懸は花卉尾長鳥文様の綴錦で、見送には「柳絲軒」在銘の仙人図刺繍を用いている。蝶型の角金具は珍しい意匠である。






12.芦刈山
謡曲「芦刈」に基づく。故あって妻と離れて難波の浦で芦を刈る老翁が、やがて妻との再会をはたす夫婦和合の姿をあらわす。

御神体(人形)の旧御頭は天文6年(1537)七条仏師運慶の流れをくむ康運作。天正17年(1589)銘をもつ重要文化財指定の「綾地締切蝶牡丹文片身替小袖」は山鉾最古の衣装。





胴懸は尾形光琳原画の「燕子花図」(1994)。欄縁の彫金飛雁の錺金具は明治36年(1903)川辺華挙の下絵で藤原観教作。旧胴懸の「鶴亀蜀紅文絲錦裂」(江戸時代)をはじめ、「獅子蜀紅文繻珍小袖」(古い見送など貴重な染織品を多く残している





現在の前懸と見送は山口華楊原画の段通「凝視」(1986)と綴織「鶴図」(1985)。











次は、月鉾


13.月鉾

 

天下がよく治まり訴訟用の太鼓に苔が生え鶏が宿ったという中国の故事の心をうつしたものという。 鉾頭の三角形の中の円形は鶏卵が太鼓の中にある意味をあらわすといわれる。

天水引は下河辺玉鉉、下水引は松村呉春(17521811)、松村景文(17791843)など四条派画家の下絵になるものである。前懸のペルシャ絨毯。



天井の金地著彩源氏五十四帖扇面散図は天保6年(1835)に町内の住人岩城九右衛門の筆。破風蟇股の彫刻は左甚五郎の作と伝えられる立派なものである。
軒桁貝尽しの錺金具は松村景文(17791843)の下絵、四本柱の錺金具、破風飾の金具などはいずれも華麗なもので山鉾のなかでも最高のものである。
天水引の霊獣図刺繍は天保6年(1835)円山応震の下絵である。


前懸、後懸は華麗なインド絨毯、胴懸はインドやトルコの絨毯を用いており、北面の「中東蓮花葉文様」は平成22年(2010)に、南面の「幾何菱文様」は平成23年(2011)に復元新調された。












この先の河原町四条で、辻回しがあるので、動いては止まる。

その際、車方が車止めをする。

鉾の下にも人がいる。










月鉾には、若い引手が大勢いた。

ベテランに聞いたら、京都銀行の新入社員だった。

辻回しでは、使い物にならないと言っていた。
綱の一番端は、ベテランの青年が握っていた。








ベテランの警備係。

月鉾は、12~13トンあり一番重いと説明してくれた。