2025年10月8日水曜日

私の人工透析治療生活(14)      A.Ishii

 まえがき

人工透析治療に限らず人間の健康管理に血圧は重要なファクターです。
しかし人工透析治療中は血圧が通常よりも下がり、血圧上が80以下に
なると意識喪失などの障害を起こすことがあります。ご参考までに
私の血圧の状況を報告いたします。

(1)血圧測定の区分

透析のある日は一日8回、透析のない日は5回測定します。

(2)過去一年間の血圧の動向

表1

a) 単純にするために血圧(上)だけの月別平均値です。先月(9月)
     から過去一年間のデータです。
b) 血圧(下)及び脈拍のデータは手持ちとして保存しておりますが
  ここでは血圧(上)だけで話しを進めます。

グラフ1

c)   表1 をグラフ化したものが  グラフ1 です。一年前にはほとんどが
   110以上あった血圧が右肩下がりになり、先月(9月)にはついに90
   ぐらいまで下がりました。
d)  血圧上が90というのは完全に低血圧の症状です。これから
  どこまで右肩下がりになって行くか事態はまことに深刻です。
      最近は血圧100などが出ると珍しいねと言うほどです。
e)  わたくしには心臓弁膜症の欠陥があり、いわば破れた団扇で
   心臓から血液を送っているような状態で、このままでは血圧が
      急激に右肩上がりになることは望めないようです。
f )  わたくしの場合ですが、透析中は30分ごとに血圧測定し80以下に
   なると危険ということで、瞬間的に血圧を上げる薬を血液中に
   投入して安全を確保しております。 大げさに言えば薄氷を踏む
   思いです。  

しかし高齢なので心臓の手術など延命処置は全く望んでおりません。
上の  グラフ1 で8月➔9月にかけて若干フラットになってきたのは
一縷の光明です。今後を注視し、機会を見てまた報告いたします。

さて、
皆さんの血圧はいかがなものでしょうか!!

                             以上


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