さて、Toyoshima さんが先日 (2016-8-19) 「仏教の心を歌っている日本の名曲」なる投稿をされました。そして「どの道も究めて行くと、到達点は同じ」 と考えておられます。
これに対して コメント欄に 有志竟成 の著者 Oshima さんは現役時代の経験から「QCではパレート図」「在庫管理ではABC管理図」「レイアウトではP-Q管理図」などあるが、目的を達成するための道を追い求め続ければ、同じ手法が開発されて活用されている。 とコメントされてます。「有志竟成」ではOshimaさんは今少し詳しく次の如く記述されています。
「到達点」
管理や改善活動を行う場合、重要でない課題に手をかけ過ぎて、本来手をかけるべきものを見落としていては「労多くして功少し」と言うことになります。そこで改善効果を大きくするため、重要な問題から解決していくという進め方が必要になります。重要問題を明らかにして、重点指向で攻めていくのに必要な手法をいくつか紹介します。
品質管理の手法に、パレート図があります。
これは、職場で問題になっている課題を、現象や原因別に分類して、件数や金額の多い順に並べて、その大きさを棒グラフで表し、累積を曲線で結んだ図を言います。
棚卸し資産を管理する手法に、ABC管理図があります。
これは、製品や部品・材料を品名毎に分類して棚卸し資産の多い順に並べて、その大きさを棒グラフで表し、累積を曲線で結んだ図を言います。
IEr(生産技術者と推測)がレイアウトなど検討時に用いるものにP-Q管理図があります。
これは工場で生産する製品と数量を使用スペースの大きい順に並べて、その大きさを棒グラフで表し、累積を曲線で結んだ図を言います。
以上の手法は、対象は変えてはいますが、いずれも同じ考え方です。夫々の分野で重点思考を極めると、到達点は同じと感心しております。・・・・・・「有志竟成」105~106ページから抜粋
(感想)この本はOFF-JTとしてOshimaさんが若手社員に話された内容をまとめたもので、多岐にわたって非常に参考になることが書かれております。 以上 (ミナヨシ会員:石井)