2022年4月26日火曜日

最近描いた絵(16) Seiji Toyoshima

・今回の投稿は、今年の2月以降に描いたアクリル画・4点(写真1.~写真4.)です。用紙のサイズは、すべてF6(410X318mm)です。相変わらずの絵ですが、ご覧になってください。

・腰痛は、昨年12月初めに始まり、少しづつよくなっています。4月に入って、やっと以前の状態に戻りつつあります。12月、1月は腰痛のため、絵描きは殆どお休みでした。2月から、以前のように絵描きを始めています。ウオーキング(週1回)も始めていますが、腰痛はまだ時間がかかりそうです。

・最後に最近読んだ本の感想(特に心に残ったところ)を少し記しました。


1.「初夏の里山」、写真1.

写真1.は、大先輩(32M,昨年他界)のアトリエを訪問した際、沢山並べてあった絵のなかから、この絵(アクリル画、サイズ10号?)をカメラにおさめ、この写真をもとに模写したものです。絵の場所については確認していません(山梨か長野でしょうか?)。

田舎の田植え後の風景で、原画は写実的、緻密、繊細な表現で、美しいと思いました。

模写も難しく、多少モヤがかかっているようなところもあり、難しかったです。


      写真1.「初夏の里山」


2.「初冬の里山」、写真2.

写真1.と同じく、大先輩のアトリエでカメラにおさめた写真(アクリル画、サイズF10?)をもとに模写したものです。なお、この原画の場所は確認していません。
木々の枝ぶりの表現が難しいと思いました。画面の下の方にある白い点々はススキと思われます。茶系一色の山は、故郷の山々の景色を思い出させます。

    写真2.「初冬の里山」



3.「桜と老夫婦」、写真3.

透明水彩画を描き始めたころ、透明水彩画の描き方を説明する動画を配信していただけるサイトがあり、登録しましたら、今でも時々更新され、参考にしています。写真3.は最近配信された動画を参照して、アクリル画で描いたものです。透明水彩画の方が柔らかい表現になるようです。

       写真3.「桜と老夫婦」



4.「イチゴと蜜蜂」、写真4.

写真を見て描きました。イチゴに姿が変わった2匹の蜜蜂、構図的に興味があり描きました。検索によれば、イチゴの名は、「エゾヘビイチゴ」と出ました。野生のイチゴでジャムにすると普通のイチゴよりはるかに美味とあります。
また、蜜蜂は動いているところで、写真でははっきりしないところがあります。

       写真4.「イチゴと蜜蜂」



5.最近読んだ本:「死という最後の未来

   著者:石原慎太郎、曽野綾子(対談)、幻冬社(2020.6.20発行)

新聞の広告を見て入手しました。感想を少しばかり記してみます。
本の背表紙には、次のようにあります。

・「キリストの信仰を生きる曽野綾子。法華経を哲学とする石原慎太郎。~対極の死生観を持つふたりが「死」について赤裸々に語る」

・特に心に残ったところは次のとおりです。
運命を司っているのは誰か」の章の中で対極的な考えが述べられています。。

<曽野氏>
「カトリックの世界には、『God's will』という言葉が常にあって — つまり神様の思し召しということね。・・・8割ぐらいは運命に流されて、2割ぐらいは自分で舵をとって、というのがいいんじゃないかと思います」。・・・私は神という存在なしでは、人間の存在もないような気がするのですね」。

<石原氏>
「いやあ、僕は、思し召しがあるとしても、10割自分で舵をとりたいですね。全部、自分でやらないと気が済まない」。

私の感想:
上記両氏の対極的な考え方に興味を覚えました。

ところで、私の考えは、「人事を尽くして天命を待つ」の考えで進みたいと思っています。「天命」には、いくつか意味があるようですが、私は「天命=天の定めた寿命」と捉えています。
また、禅語の「任運自在」(運を天に任せ、自在に生きる)も好きな言葉です。

2022年3月12日土曜日

モスクワ出張の想い出   A.Ishii

私は 83歳 の男性で、辺鄙な山のなかで一人暮らしをしております。 現役時代は
初めてK社に入社して定年まで転職することもなく、最後までK社にお世話になりました。 その現役時代は 前半 2/3 が海外向け建設機械のアフターサービス業務を、後半 1/3 が海外向けプレス機械・板金機械のアフターサービス業務を担当しました。

退職して 20 余年後の現在、後半 1/3 でお世話になった上司の I 氏とは月に2回程メールで、気が合うと言うのか情報交換等しております。ただし、メールでのやり取りはするが、コロナ禍もあり退職後お目にかかったことはありません。

その I 氏からの最近のメールです。
「ウクライナが大変です。私は現役時代、退職後の観光を含めて7回もモスクワへ行っていますが、モスクワのホテルはいつも ウクライナホテル でした。当時は自分で選ぶわけでもなく、ビザを取るとき向こうから指定されるわけで、それ以外のホテルは知りません。 ホテルに関係なくソ連解体後の独立国ウクライナの話ですが、何か他人事のようには思えません」 とありました。

そうだ、私も建設機械のサービス担当時代に2回モスクワに出張したことを思い出しました。一度は大型商談の際、サービス課長としてわが社のサービス・補給部品体制を説明する役目で、重役を含め5人で一週間程、他の一回は建設機械のパワートレイン(トランスミッション、トルクコンバーター、etc)に関するシンポジュウムで工場の技術者と3日程、都合2回の出張をしたのです。その時のホテルがやはり ウクライナホテル でした。
第一回目の出張は冬の極寒の時期、屋外ではまつ毛も凍る程の寒さでした。商談もホテルの中で行われ、外に出る必要もなかったのです。


このウクライナホテルは私の想い出の一つで、モスクワと言えばこの威風堂々とした美しいホテルを思いだします。ロビーを抜けてエレベーター乗り場に行くと、買い物袋を下げた太ったご婦人の姿も見かけました。エレベーターは少し老朽化したように上昇発進時苦しそうな音がしたのを覚えています。部屋の前の左右に真っ直ぐに伸びる長い廊下の端には見張り(?)がいつも座っていました。朝食などを食べる食堂には ソーセージ、ハム、牛乳、たまご、など限られたものしかなく非常に質素でした。
大型商談も決まり、交渉相手のXX公団のお役人たちとの打ち上げパーテイでも料理は大皿に盛ったコールドミールでした。一方かわるがわるスピーチして飲み干し乾杯する酒の強さには驚きで、自室に戻って倒れてしまいました。
大型商談がまとまった時は、ご褒美に ボリショイサーカス に行かせてもらいましたが、世界的に有名なサーカスだけあって、余り広くもない場所で次々にくり出されるショーは誠に素晴らしく、はなやかで十分楽しむことが出来ました。


さて、この2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻はエスカレートして、NATO、その他の国々も大なり小なり巻き込み大変な戦争になっております。TVや新聞の報道では目を覆うばかりの悲惨さです。
ここで、私は ウクライナホテル という名前に違和感を感じ、ネットで調べたところ ウクライナホテル は ラデイソン・ロイヤル・ホテル・モスクワ と改名されていました。
高さ206メートルのスターリン・ゴシック様式による摩天楼。モスクワのセブンシスターズのひとつである。 1953年から1957年にかけて建築された。重厚なファサード、ウクライナの伝統的な意匠に基ずく内装が特徴的である。玄関、ロビーにはフレスコ画の天井画がある。中央の摩天楼がホテルで周囲の低層棟はアパートとなっている。中央棟の前面には広場があり、この広場には 1974年にウクライナの国民的詩人 タラス・シェフチェンコの像が建てられた。 現在はカールソン・レジドール・ホテルズに加盟し、ラデイソン・ロイヤル・ホテル・モスクワという名称になっている。』 と解説されています。
(注)エレベータに買い物袋をさげて乗るご婦人方はアパートの住人かも?

この様に長い歴史の過程では 友好の感情 が 憎しみの感情 に変わっていき、相手国の名前を使わない様にホテル名まで変更することになるのだろうか? 今回の戦争が勃発する根底には過去の長い歴史的ないろいろな経緯があることは理解できます。
しかし、寒空のもとにウクライナの老人、婦人、子供、幼児、など罪なき人々を逃避行に追いやり、長い年月をかけて作り上げた街並みや美しい建造物を破壊して何の意味があろうか?  一刻も早くこの戦争を終わらせてほしい と多くの人々が胸の張り裂ける思いで見守り、祈っているのです。 私がモスクワに出張した時のような穏やかな時代に戻って欲しい。 (以上)



赤の広場(1)

モスクワ川(冬は凍る)

ウクライナホテルの近くの街並み

赤の広場(2)

赤の広場(3)

****終り**** 



2022年2月3日木曜日

最近描いた絵(15)Seiji Toyoshima

 今回の投稿は、昨年10月以降に描いたアクリル画・4点(写真)です。

用紙のサイズは、写真2.がF4(333X242mm)で、他の3点はF6(410X318mm)です。

相変わらずの絵ですが、ご覧になってください。


<近況>

腰痛とは10年来の付き合いですが、年に2~3回軽いギックリ腰なります(1~2週間程度で治る)。ところが、今回は、12月初めに過去にないほど強烈なギックリ腰(左腰の筋肉痛)になり、4日も杖を使うほどでした。10日ほどで普通の生活になりましたが、この腰痛のため、12月~1月は絵の教室を休み、約3年間続けた太極拳を退会し、治療(整形外科や整体など)に専念しました。

少しずつよくなり、1月から何とか絵を再開しました(自宅のみ)。まだ、依然としてすっきりせず、時間がかかりそうです。

歳はとりたくない」ものですね!!


1.「ツルウメモドキ(蔓梅擬き)」:写真1

目に留まった写真をもとに描いたものです。構図と実の色の変化に興味を惹かれました。ツルウメモドキの果実について:「果実は直径7~8mmの球形で、10~12月に黄色に熟す。熟すと3つに割れ、橙赤色の仮種皮(種子の表面を被っている付属物)に包まれた種子が顔を出す」、また、「木の高さは数mに達する」とあります。

丸い実(種子:赤色)の周りは葉と思いましたが、割れた仮種皮というものだとわかりました。

実物を見たいものです。

           写真1.「ツルウメモドキ」


2.「カトレア」:写真2

妻が育てているカトレア(または、カトレヤ)が、11月に見事に咲き、しばらく咲き続けました。これを見て描きました。

「カトレアとは、中南米原産のラン科植物の一つで、洋ランの女王といわれる」とあります。カトレアは種類も多く、カトレアの花言葉は花の色(赤、黄、白紫など)によって異なるようです。白のカトレアの花言葉は「魔力」だそうです。思わず引き込まれてしまうような力を感じる」ということのようです。

      写真2.「カトレア」


3.「四阿のある風景」:写真3

10月に近くの公園の池の端で、対岸の初冬の風景をスケッチしました。中央に見える「四阿」は、池の中に建てられており、散歩コースの一つです。この上からパンくずを投げると大きな緋鯉が沢山集まってきて壮観です。

初冬の木々の色彩の表現に難しさを感じました。

この池の周りには、桜の大木が並んでおり、春となれば桜の名所としてにぎわいます。

      写真.3 「四阿のある風景」


4.「いちご」:写真.4

11月初めに市内のギャラリーで、市内在住の全国規模の「女流画家協会」の会員であるお二人による「二人展」がありました(お一人の方は私たちの絵のサークルの会員で、いつもお世話になっています)。
出品は、各人約15点で、すべて油絵で、大きさは100号(1.6X1.1m)クラスの作品がそれぞれ数点ずつ(これらは、東京で開催される全国の会員による作品展への出品作です)あり、その素晴らしさに圧倒されました。
展示作品の中に、小品がいくつかあり、その中の「いちご」の絵を撮影させてもらい、模写したものです。
原画は(大きさF8号?)何気ない絵ですが、よく見ると構図や色彩の変化、陰影などよい勉強になりました。少しでも近づけようと試みましたが、よく見ると高度なテクニックが使われており参考になりました。

         写真.4「いちご」



2022年1月14日金曜日

テレビ体操の時間に目が覚める

以下は、アメーバ掲載の私のブログです。暫く休みましたが、最近書きだしました。

その日の思いを書いてます。では、・・・

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定年後、20年以上テレビ体操を続けている。

不思議とその時間前に目が覚める。(体操は6時25分から始まる)

今は寒いけれど、起きても良いなーと思える。

寝床から出て、テレビのある部屋へ行き、まず、スイッチをオンにする。  

これが今日のテレビ体操の画面である。出演者の名前も初めに表示される。

名前で見る通り、今は、男性の体操をする数名入っています。  


これは、去年10月ごろのテレビ体操の場面で、いつの間にか男性が加わった。

男女機会均等にと言う趣旨なのかなーと思っている。 新しい試みです。

女性のレオタード姿もなくなった。

---------------------------------------------- 正月月にちなんで・・・

毎年、1月1日のテレビ体操は見ものだ!  

華やかな出だしの表紙画面。  

体操指導の先生方、ピアノ伴奏の先生方、体操される出演者の方々の自己紹介から始まる。


お2人ともピアノ伴奏の先生です
 

体操指導の先生方、演技をする出演者の方々は、皆さん体育大学の出身者です。
多胡先生は、西武ライオンズのトレーニングコーチをされており、その他の先生も大学で講師をされています。また、出演者の女性の方の中には、新体操のW杯で5位になった方もいます。皆さん、それなりの体操のエキスパートですね。


体操指導の先生、演技を行う方、伴奏の先生の勢揃いは、いつもと違って華やかです。

途中で出演者の宙返りやリボン体操などの演技も披露されアッート思う。 

男性出演者の宙返り

男性が加わりこの様な演技も披露

間違いなくこの様な体操を披露する人達は、学校で色んな技を学んで来たと思う。
この1月1日だけ、この様な軽業?を披露してくれる。
今年は、男性も加わってリフトまで行った。

新体操の選手もおりリボン演技もお手のもの


最後には、下の写真の様なパーホーマンスが披露された。

テレビ体操の時間、日替わり出演で模範演技を行う若い出演者達

最後にいつものラジオ体操第1で終わる。テレビ体操と言う題名の番組であるが、体操の名前は、ラジオ体操 第1だ!

ラジオ体操第1

さて、テレビ体操の時間は15分と短いが、色々な体操があり中身は濃い。

出だし初めの体操は、「みんなの体操」だ。運動前の始動と言うか、身体の隅々、それぞれの筋肉を目覚めさせる基本の体操だ。この「みんなの体操」が私は1番好きだ。伴奏音楽もいい。

そのあとは、その日の先生の独自の特徴ある体操が行われる。伸ばしたり、ねじったり、緩めたり、グ・チョキ・パと老化防止の体操がある。

最後に、日替わりで、ラジオ体操第一か第二が行われる。

週に1度、多胡先生の日には、最初がラジオ体操第一、間に先生独自の体操、最後にラジオ体操第二が行われる。


サーこれからも頑張って、体操を続けよう!

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以下は、嬉しかったことを書いた昨年11月13日のブログです。

朝顔が、11月の寒空の中夜通し咲いている

この寒空に朝顔が夜通し咲いている。

朝のテレビ体操が終わってから撮った。

まだ外は薄暗い。 


以前から朝顔が咲き終わったら山茶花が咲いてくれたらと思っていた。 


その通りに今年はなった。もう直ぐ、山茶花も咲きそう。

デジカメの電池が少ないが、フラッシュで撮ってみよう。 


日中見ると赤がもっと濃い赤色だ。

寒いだろうが萎んではいない。

夜中も咲き続けること・今まで経験していなかった。太陽が好きな朝顔が! 

場所は、塀の上の高い所に咲いている。


地上から3m以上の所まで延びてそこで咲いている。

このところ、毎日1輪が2輪咲いている。

いつまで咲いてくれるだろう。→ → → 以下の写真をご覧ください。


実は、最後に咲いたのは12月6日だった。

それが、次の写真。




もう山茶花は大きく咲いている。この時期に壁際で寒さに耐え良くぞ咲いてくれたと思う。

何故、12月まで咲いたのだろう?


上の写真は、1度咲き終わった鉢から新たに朝顔の新芽が出て来た。

この様に1度咲いた朝顔は、咲いた後の種が植木鉢の中に落ちて、再度、芽が出て咲いたと思われる。








2021年11月29日月曜日

 簡便法による掛軸作り

 コロナ禍で恒例の展示会が今年も中止となり、掛軸作りも興味半減ですが、最近かな文字の書に挑戦しており、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」の一部をかな文字で書してみました。これを簡便法で掛け軸に仕立ててみましたので投稿します。

 ごまかしの掛軸作りですが、掛軸作りのための「裂地(きれじ)、柔糊(やわのり)、裏打ち紙」等の入手にも苦労しています(東京まで直接買いに行けないので)。通常のものは宅急便で取り寄せが出来ますが、裂地は柄や模様などの品決めが出来ないので苦労しています。

 今回は既存の掛軸の文字の部分を削除して、カナ文字の別の書を張り付ける方法(ごまかしの方法)で製作しました。

1.既存の掛軸です。あまり出来が良くないので、この掛軸の中味を犠牲にします。
2.文字の部分を削除します。文字以外の部分を流用します。

3.島崎藤村の「千曲川旅情の歌」の一部をかな文字で書し、裏打ちをしてしわの無い状態 にします。通常の裏打ち作業と同じ。

4.2.の状態(文字部分を削除した状態)のものに、新しく表装したもの(3)を裏面に張り付けます。糊が十分乾燥したら文字の部分とその周囲を「宇田紙:少し厚手の裏打ち紙」で裏打ちして補強します。これは通常の「総裏打ち」と同じ。よく乾燥したら「数珠摺り」
(掛け軸の表面が折れ曲がらないように「数珠」で左右に擦り表面を柔らかくする。)
 落款印を押して出来上がりです。以上のような方法で別物の掛軸が出来上がりました。この方法だと裂地、軸棒などを省略できるので安上がりです。






2021年10月15日金曜日

最近描いた絵(14)Seiji Toyoshima

相変わらず絵描きを続けています。 今回の投稿は8月以降に描いた、アクリル画・5点(写真)です。いずれもサイズは、F6(410X318mm)です。ご覧になってください。

1.近況

(1)新型コロナの影響

当地も8月~9月の間、新型コロナの「緊急事態宣言」が出されました。この地区は感染者は殆ど出ていませんが、自粛ということで、公民館のサークル活動も多くは休止となりました。私が参加している、絵のクラブと太極拳は、8月~9月は休止となり、その間すっきりしない日が続き、少なからず影響を受けました。

やっと10月初めから両クラブとも再開となり、以前の調子に戻そうとしています。

一方、アクリル画の「絵画教室」の方は、感染対策をして継続中です。


(2)アクリル画のサイズアップに挑戦

気分転換と新たな挑戦のために、9月から絵画教室で描く絵は、キャンバスのサイズをF20(号)と大きくして、アクリル画(写真をもとにした風景画)をスタートしました。

F20のサイズは727X606mmで、従来よく使っているF6は、410X318mmですから、F20の描く面積はF6約3倍となり、大きく感じます。

今まで描いた最大サイズは、F10(530X455mm)ですから、かなり大きなキャンバスに向かって描くことになります。使う筆も大きくなり、ゆったりした描き方になり変化が現れています。

F20となると、自転車では運べません。そこで教室に保管していただき、月2回の時間に描き続けることになります。長丁場(半年?)の絵描きのなると思っています。


2.「コスモス(秋桜)」:写真1

花菖蒲の畑の一部にコスモスが咲きました。これを撮影し、少しアレンジして描きました。コスモスの花言葉は、「乙女の真心」、「調和」、「謙虚」と言われています。原産国はメキシコで明治初め頃に渡来したそうです。

写真1.「コスモス」


3.「ブーゲンビリア」:写真2

このブーゲンビリアは大きな赤い花(直径10cmくらい)です。メンバーの方が持参されたもので、教室で描いたのち自宅で仕上げたものです。その花言葉は、「情熱」、「あなたしか見えない」など。原産地は、中央アメリカ、南アメリカの熱帯雨林。ブーゲンビリアは熱帯性ですが、冬でも5℃あれば越冬可能とあります。
かつて、鹿児島駅前でブーゲンビリアの赤い大輪を見たことがり、感動したのをよく覚えています。
                          写真2.「ブーゲンビリア」


3.「木道」:写真3.

近くの公園にある木道です。野外スケッチで描き、さらに自宅で仕上げたものです。公園の中に30mくらいの木道が設けられており、近くに小さなせせらぎもあります。

                    写真3.「木道」


5.模写:「原画:南足柄早春」:写真4.(原画、サイズF20)

ある画家の描いた絵(油彩画)の写真を見て模写したものです。富士山も南足柄から見るとこういう形になるのですね。

いくつか教えられる描き方がありよい練習になりました。

     写真4.模写:「南足柄早春」


6.模写:原画「ドリコノ坂※の秋」:写真5

(原画サイズF6)、※大田区田園調布

ある画家の著した「透明水彩画」の参考書の中にある写真を模写したものです。原画は透明水彩画ですが、今回はアクリル画として模写したものです。アクリル画は、透明水彩画と描き方や絵の具が異なるため、うまく行きませんでしたが、よい練習になりました。

光と影が非常に明瞭に表現されています。参考書には、「…地面の木漏れ日と鉄柵の明暗模様に惹かれて描きました。」とあります。

      写真5.「模写」:原画「ドリコノ坂の秋」


2021年9月3日金曜日

老人のパソコン奮闘記   A.Ishii

 私は83歳の男性で、辺鄙な山の中で一人暮らしをしております。パソコン(PC)歴は長いのですが、最近のPCとスマホの進化と普及の速さには驚くばかりです。一応自分なりにPCとスマホを使っていますが、会社勤めの現役時代を含めPC及びスマホとの付き合いを総括してみました。

「1」現役時代と定年後の自分のPC実力

1983年 第2回目の海外駐在員生活も任期満了で帰国しました。本社オフィスには日本電気製 PC-9801という重量感のあるPCが並んでいたが、使い方も分からず手が出なかった。一年ほどして全く畑違いのプレス機械の海外部門のサービス課長として配置転換になり、PCの初歩の知識は必要となりました。

個人的に 日本電気 PC-9801N(愛称98NOTE) を購入しました。

懐かしい。モノトーンで3.5インチフロッピーを出し入れして使った。ワードと表計算(Lotus1-2-3) を若い課員に教えて貰って、何となく分かって来たがまだ初心者で失敗ばかりであった。

さて、時間は一気に過ぎ去り定年間際には、子会社でプレス機械の補給部品を海外向けに販売する業務を担当した。その部品価格の見積もりに「EXCEL」を使った。しかし、これも「EXCEL」の初歩的な部分で間に合い、相変わらず初心者で現役時代は終わった。定年退職後、事情で現在の田舎に転居したのが丁度H2000年であった。いろいろとPCだけは買い替えたが、ワード、EXCEL、写真の保存、メールのやり取り、そして新聞・日経デジタル講読、に使用する程度であった。

更に時は流れ田舎の生活にも慣れたH2013年頃、近所のPCに詳しいNさんとお友達になったのです。今後N先生と呼びますが、時々拙宅に見えてPCの手ほどきをしてくれたのです。このN先生に出会った時を境にして私のPC生活は大きく変わりました。前置きが長くなりましたが「老人のパソコン奮闘記」はこの時から始まったのです。

「2」N先生から個人的に学んだこと。
時々遊びながら来られるN先生から細かいことを沢山学びましたが、それとは別に
次の様な事も行いました。

A) レーザーカラオケのパソコン化
我が家に昔流行った立派な装置がありましたが、使うこともないので廃却しようとしました。N先生曰く、レーザーデスクをコピーしてPCでカラオケが出来る様になる、とのこと。そこで単純作業的な膨大なデスクを少しづつコピーして、それを先生に届けてPC化してもらいました。イメージとしてはマウスでクリックするだけでカラオケが出来る様になりました。今は便利で簡単なカラオケ機器がありますが、PCを使えば凄いことが出来ると当時驚いたものです。


PC上の曲目リストから選曲(クリック)すると、上の様なカラオケ画面にリンクしてスタートします。例として「長崎の鐘」を選曲しましたので試してみて下さい。

B) 卓球動画のDVD作成
私は Sunday Friends という卓球クラブに所属して週2回卓球をしていました。いつも 14~15 人程度参加して、皆さん楽しそうに嬉しそうに体を動かしておりました。私はその様子を何とか動画として残したいとN先生に相談したところ、その作業はPCが最も得意とするところとの事でした。早速参加するたびに会員の動画を撮り溜めました。Movie Maker というソフトを使っての編集作業を学びました。初めてのことで失敗の連続でした。N先生はその度に我が家に来て教えて下さったおかげで何とか1枚のDVDに仕上げることが出来ましたが、1年弱かかりました。

総勢23名分の動画を連続して視聴できます。50円/枚で販売しました。


動画のごく一部(3分間)を上に紹介しました。後半の紺色の人物は私ですが、こうして動画で見ると体が前に突っ込み過ぎて、力をためて打ってない欠点がある。
いずれにしても23名の動画を連続して、時にはスローモーションで観ることが出来る。

C) サンデーフレンズの Tシャツ 作製
また卓球で恐縮。サンデーフレンズのロゴをPCでデザインして、Tシャツメーカにそのデザインを電送して、発注して作った。こうするとメーカの手間が省ける。





出来た Tシャツ で調子も上々。この様なロゴのデザインもPCは力を発揮する。

「3」N先生からみんなで学んだこと。
N先生と個人的にお付き合いをしているうちに先生の方から、我々の自治会員を対象に パソコン同好会 を発足させたらどうか との提案・打診が私にあった。私は即刻賛成して、先生のお供をして会場探しに歩いて最終的に町立図書館になった。

      雰囲気としてはこんな感じ。(写真は意図的に不鮮明にしてある
* 1回/月 2時間 無料。参加資格はMMXX自治会員とするが地元の方も容認。
* 進め方は前半にN先生から PC及びスマホ関連、及び便利な機器などについて説明がある。 これを お役立ち情報 と言っている。有益な情報として参加者は知ることになる。例えば 格安スマホ、お得なキャンペーン、便利なソフト、キャッシュレス決済、便利なAI機器、 など書きだせばきりがないので詳細は省略。  
後半の時間は各自の悩み事や困っていること、さらには新たにやってみたい事など、個別に対応してくださる。

新型コロナ禍問題でしばらく同好会も自粛して休みになっているが、今までに68回開催された。N先生のお役立ち情報を聞き、個別問題では騒がしく隣の人に聞いたりして、多くの事を学んだ。

そこで今まで学んだ事を思いつくままに、事の大小や分類など無視してランダムに下記の様に箇条書きにした。

パソコン・スマホに関する100の質問



                                       N先生 監修

              石井 旭 編集


                 (2020-1-10)




1)アイコンの配置を自由に自分で変更できる

2)スマホで撮った写真をパソコンに取り込むことができる

3)パソコンに保存した写真をフォルダーをつくって整理できる

4)あるウェブサイトをお気に入りに加えることができる

5)あるソフトウェアのアイコンをデスクトップ上に作ることができる

6)無料ソフトをインストールすることができる

7)使わないソフトをアンインストールできる

8)写真の中に簡単なコメントを書くことができる

9)YouTube で音楽をダウンロードできる

10) YouTube でダウンロードした音楽を CD に焼くことができる

11)写真の大きさをパソコン上で変えることができる

12)メールに2枚の写真を添付して送ることができる

13)メールに100枚の写真を添付して送ることができる

14)CCleanerを使うことができる

15)パソコンで音声入力ができる

16)確定申告をパソコンで行うことができる

17)パソコン電話をすることができる

18)パソコンの仕組みと性能判断の方法を大体分かる

19)記録メディアの種類を 理解している

20)Google Earth の使い方を知っている

21)スライドショーができる

22)ムービーメーカーというソフトを知っているまたは持っている

23)Amazon プライムビデオを見ることができる

24)テザリングという機能を理解している

25)テザリングを使ってパソコンを操作したことがある

26)ビデオカメラあるいは他のカメラで動画を撮影したことがある

27)Amazon Echo を知っている

28)Amazon Echo を使っている

29)Google Home アシスタント知っている

30)コルタナを知っている

31)スマートスピーカーについて説明できる

32)スマートスピーカーを使っている 

33)Google ブログに投稿できる

34)Google ブログに写真を添付して投稿できる

35)Google ブログに動画を添付して投稿できる

36)Google ブログにコメントを書くことができる

37)ハードディスクを外付けして使うことができることを知っている

38)ソフトウェアの PowerPoint 使うことができる

39)IPv6ということを知っている 

40)DVD のコピーを作成できる 

41)SD カードに保存された写真をパソコン上で見ることができる

42)動画の URL を友人に教えることができる

43)格安 SIM を購入してタブレットに組み込むことができる

44)新しくプリンターを購入したが設定を自分でできる

45)年賀状をパワーポイントを使って作成できる

46)パソコンには日時などを記憶するためのボタン電池が入っている

47)写真を CD に焼き付けることができる

48)Fire TV を知っている

49)Spotify と言うソフトを知っている

50)筆王ソフトを購入したら他のPC5台までインストールできた

51)アメーバブログを書いたら迷惑メールが来て困った

52)自分が購入した AI スピーカーの使い方を説明できる

53)写真を Google クラウドに保存できる

54)音楽ソフト Spotify で無料/有料の音楽を聴くことが出来る

55)ブログで投稿者名を非表示にする方法を知っている

56)AI スピーカーでタクシーを予約したことがある

57)スマートウォッチをスマホと連動させて使うことを知っている

58)アカウントとはどういうことか説明ができる

59)USB に保存されたデータベースファイルをPCに取り込める

60)東伊豆町立図書館での wi-fi 設定ができる

61)読みたい本が図書館に有るかパソコンで調べる事ができる

62)CUBE PDF という無料ソフトを知っている 

63)自分で YouTube に投稿できる

64)パソコンで見る YouTube をテレビで見る方法を知っている

65)スマホでボイスメモした記録をパソコンに保存できる

66)動画をブログに貼り付けることができる

67)MP 4データと WMV データについて知っている

68)自分で撮った動画が何 MB か知ることができる

69) MOクリック同好会に貼り付ける動画の最大限サイズを知っている

70)写真をスライド形式で動画としてMOクリック同好会に投稿できる

71)ムービーメーカーを使い動画の MB 容量をコンパクトにできる

72)ブログに動画を貼り付けても原稿段階では見ることができない

73)パソコンで見ることができるブログをスマホでも見たい

74)ムービーメーカーで動画の不要部分を削除して編集できる

75)ムービーメーカーで動画に音楽をつけることができる

76)新幹線やホテルの予約をパソコンでできる

77)LINE で送られてきた写真をパソコンに保存できる 

78)パソコンで設定によっては第三者がそのPCを遠隔操作ができる

79)スマートディスプレイとは何か知っている

80)通信速度が5Gになると現在の4 Gの約何倍位速くなるか?

81)通信速度が5Gになるとどのような分野で便利になるか?

82)コスモキャスト知っている

83)音声検索を便利に使っている

84)スマホでメールする時音声入力で文章を作っている

85)Amazon プライム会員について知っている

86)LINE で不要な情報を受け取らないように設定できる

87)アイコンの大きさを自分で変えられる

88)無料ソフトを探す時はベクターと窓の杜で探すのが安心である

89)トランプ大統領のツイッターを見ることができる

90)パソコンの文字が小さい。文字を大きく設定変更できる

91)アルバム6冊分をパソコンに取り入れるお薦め方法は?

92)スマホには翻訳機能があり自分で使う事が出来る

93)スマホで自分の位置情報を設定でON/OFFのどちらかに出来る

94)Gmailで動画を添付して送信出来、容量を越えると自動調節する

95)スマホでWi-FiはONにした方が得で、家では速度が速く料金が安い

96)プロバイダーを自分で変更できる

97)Gmailはプロバイダーを変更してもMailアドレス変更しなくてよい

98)スマホで恋人からの電話を特別な着信音にすることが出来る。

99)Gmailアドレスを二つ持つことが出来る

100)TV番組をRecorderで録画したしたものをPCで見たい。


上記100項目を読み返しても80%くらい忘れているので質問されてもお答え出来ません。予めお断りしておきます。

「4」Google ブログの開設と Garage Sale
パソコン同好会が発足後しばらくして、ブログを教えて貰いました。2~3種類検討して、Google Blogger でパソコン同好会会員限定、非公開で「MOクリック同好会」なるブログを立ち上げました。多い時は22名のメンバーで投稿も活発でしたが、最近はすっかり下火になりました。それでも2017年の開設時から262件の投稿がありました。

ここで私はブログを利用して、不要品を安く販売することを思いつき Garage Sale を行う様にしました。まだ使えるが不要であると言うものを一覧表にしてブログに組み込むのです。メルカリの極極小規模なもので、ブログを見るついでに Garage Sale にリンクさせるのです。私はこれでテレビ、生ごみ処理機、工具セット、陶器、紳士用バッグ、扇風機、など売りました。しかし、他の会員からの商品の提示が少なく、現在は工事中で中断してます。私は今でもこのアイデアは素晴らしいと自画自賛したいです。

「5」いよいよ最後の奮闘記
新コロナ禍による自粛生活で一日中椅子に腰かけPCを見ているかTVを見ているかで運動不足で足腰がすっかり弱りました。悪いことにこの 2~3 ケ月の間に手と指が震える様になりました。味噌汁を注ぐとき粗相をする。突然マグカップが震えコーヒーをこぼす。病院の受付で指が震え名前を書けない。とみじめな現象が起きます。当然PCのキー入力も大変です。そこで必要に迫られてはまっているのが、音声入力です。具体的には「Google Chrome」➡ドキュメント➡ツール➡音声入力➡マイク印タップして赤色に➡音声入力 によって書いた文をメールに貼り付ける方法をとっています。こんなことで最後の奮闘をする時期になってきました。    以上