2024年6月30日日曜日

私の老人ホ-ム生活(3)  A.Ishii  

 私が老人ホーム生活を始めてそろそろ1年になります。 その間に いろいろの経験をしましたが、 その経験をもとに 老人ホーム生活を順次 紹介したいと思います。

老人に限らず誰にとっても 食生活は非常に重要なことです。 今回はその食生活、すなわち 老人ホームの食事に特化して紹介します。 ここライフケアガーデン熱川では食養科があり、 栄養士さんを含めて6人体制で食事に関するサポートを担当しています。


私の食事への感想は


1)料理は決して 贅沢ではなく、 限られた予算の中で日常の食材を使って美味しい料理を提供

してくれます。つまりグルメとか食通を満足される、とかいうものではありません。

2)1ケ月の中でアクセントをつけて、入居者が飽きない様に工夫して料理を出してくれる。

3)栄養士さんによってしっかりカロリー計算され、栄養のバランスを第一に献立表が作られ、

  料理のボリュームは少ない様に思えるが、実際は腹八分目で丁度よくなる。


「1」食事のメニュー



食養科から希望者に1週間の献立表が配布され、 さらに廊下などに掲示されます。

カロリーは平均で 朝食 487 Kcal、 昼食 573Kca、夕食 558Kcal (6月4週)で

その他 毎食 ごとに タンパク質、 脂質、 塩分、などが詳細に示されています。 


「2」今日の食事  (6月29日)


 朝食

 鯵の干物や、鮭の塩焼きは出ないが、これで丁度良く、

充分である。ヨーグルトは毎朝たっぷりと出される。


昼食

釜揚げしらす丼。とても美味しかった。玉子豆腐、 鶏と大根の煮物 、

マンゴ フルーツも嬉しい。註:私の場合ドクター指示で味噌汁は半分。

 

 夕食

ピーマンの肉詰め、白和え、焼きビーフン、吸い物 でした。


「3」 特別メニュー


5と25の日はカレーの日 

老若男女を問わず誰でも好むカレーライス、 マイルドで とても美味しい。 


父の日特別メニュー

3色のおにぎりが嬉しい。ぶりの照り焼き 唐揚げ 卵焼き など 全8品の料理。

見た目も綺麗だけれど 味も 最高でした。食養科の方々の心を感じる昼食でした。

もうお腹いっぱい!


不定期 メニュー (出前)

うな重 やお寿司が断然人気。希望者(自費で)を募集して行われる。

出前もたまにはいいものです。ただ何時このチャンスがやってくるか

わからない。 


「4」サプライズ


 マグロの解体ショー

ある日突然マグロの解体ショーがあるよとおふれが回る。入居者はそれ行けと会場に集結します。



              解体ショー動画をご覧ください。
  さすがプロフェッショナル、包丁さばきも見事なものです。 

かまの部分だけでも迫力あるね。


千両役者だね。


 解体が終わると、すき身した部分をほんの少しづつ味見させてくれました。


夕食の 刺身。久しぶりのお刺身 で とても美味しかった。 


マグロの解体ショー から始まって 夕食の刺身。 なんと心憎い演出か!! 


「5」まとめ

老人ホームでの良い 点は

1)上げ膳据え膳で食事ができる。 (自分の自由時間が増える)

2)栄養のバランスが取れた食事ができる。 ( 自分ではできない )

3)プロの味が楽しめる。 (自分ではプロの味は出せない)

4)大小の楽しいサプライズがある。 (自分ではマンネリになる)

5)必要最小限の費用で済む。  (自分では 食材の廃却等で無駄が多い)


私は独り暮らし の時は、だんだん 食事の支度が重荷になり、 カップ麺で簡単に済ませたり ひどい時は食パン 一切れ という時もありました。 当然のことですが、 すっかり 健康を害してしまいました。皆さん、(特に一人暮らしの 方)は こんなことはないと思います。 しかし 膝が痛い、 買い物が 大変 などと食事の支度を負担に感じるようになったら、 老人ホーム入居を検討されてはいかがでしょうか? 私は老人ホームへ入居してから、食事に関するストレスが全くなくなりました。 


この機会に  食養科の皆様へ


いつも美味しい料理を一生懸命作っていただき、本当にありがとうございます。


「6」おすすめ


ライフケアガーデン熱川には勿論ブログがあり、老人ホームの一般的なニュース がてんこ盛りです。食事に関する記事もその都度 度々出てきます。 もし さらに興味のある方は下記の URL をご利用して閲覧いただきたいと思います。




      ライフケアガーデン熱川

ご利用者のキラキラ輝く笑顔が私たちの励みです♪


https://ameblo.jp/lcg-atagawa/entry-12855181864.html



***** 終わり ***** 



2024年6月22日土曜日

私の人工透析治療生活(3)   A.Ishii 

透析のある日

私の場合  透析治療は月、水、金、の午前中 行われる。8時30分 朝 老人ホーム「ライフケアガーデン

熱川」を出て、 隣の病院の透析室に5分もすれば 到着する。 この点 誠に恵まれている。

 

「1」透析治療

そして入り口で体重と体温を測定され、ベッドに横になると すぐに 腕に針を刺すことから始まる。



ビニールチューブが連結され、血液が流れます。針を刺す時が一番緊張します。

1日3.5時間の決められた治療は盆も正月もなく決められた通りたんたんと行われます。今年は元旦から治療は行われました。病院全体は正月休みで照明がおとされ薄暗いが、

透析室は照明が煌々として別の世界でした。



 


 透析機器のモニターです。いろいろな項目がありますが、それ程複雑ではありません。大体の情報は

網羅されていますが、入り口で測定した体重は別に記録されます。上の方の除水量設定 2.4 liter に

注目しておいて下さい。


「2」体重と除水

                 血液透析記録


血液透析記録というもので、1日に1枚 使用してコピーを一部 患者に渡されます。 写真では ぼんやりして見えませんが (細かく見なくても結構です。)体重の箇所を抜き書きすると次の様になります。

  
今回はこの体重について 詳しく記述します。

体重にもいろいろあって確認の意味で 今少し言葉を補い整理します。


 前回の透析後の体重   ( 65.9kg )

 今日の透析前の体重       ( 68.2kg )

 今日の透析後の体重       ( 65.9kg )

 DW ドライウェイト  ( 65.8kg )

 目標体重                         ( 65.8kg )

 除水量                             ( 2400cc )       です。           


DW ドライウェイト は耳慣れない言葉ですが、 この DW  の概念を理解しておかないと前に進めませんので 今少し詳しく説明します。


飲食で体に入った水分や活動によって体内で産生された 水分のうち不要な水分は主に腎臓で作られる 尿によって老廃物と一緒に体外に排出されますが、体の水分を一定に調整しているのが 腎臓です。 腎臓が働かないと余分な水分を尿にして出すことができないので透析治療によって 余分な水分を体外に排出するのです。 ドライウェイトというのは不要な水分を透析で抜き終えた体重のことです。 もっかの透析の終わりに目指す目標体重のことです 。 このドライ ウェイトは 医師がある情報をもとにして決めます。 (決め方は別の機会に説明します。)



腎臓が悪いと尿に出るはずの 体に不要な水分が 体外に出なくなり、血管内に溜まります。 血管内に溜まると血圧の上昇   手足や顔にたまると むくみ   肺や心臓ににたまると呼吸困難に陥ります。

  

ここで注目すべきは 除水量 2400cc ということです。 これを具体的に言うと 今日はあなたの体から2400cc の水分を取り去りますよ。ということです。 つまり 意気込みを示しております。

2400cc と言うと大きなペットボトル1本よりもさらに多いですね。重量で2.4 Kg です。これだけの水を あなたの体から取り去りますよ という強い意思表示です。 しかし、減量しても翌日には体重がおおよそ 2.4Kg 復元して一定の体重を維持することになります。

すなわち, 除水量の決め方は


   (今日の)除水量(x) =(今日の)透析前体重 - DW

  X = 68.2 Kg  ー  65.8 Kg = 2.4 Kg ➡ 2400cc  

となります。この数値がモニター上でインプットされます。




「3」体重の推移


  透析後の体重推移グラフ(今回の目玉です)

   (註)縦軸の目盛は直接の体重ではなく 測定体重ー65Kg です。

3-1)昨年8月末、熱川で透析を開始してから今日までの体重の変化です。
3-2)減量作戦として、H医師が DW を段階的に下げて、体重は12月末 66.3 Kgとなり
    ました。78.7-66.2=12.5 Kg の減量です。 
3-3)その後は DW を 65.8 Kg に固定して、平均 66.0 Kg を保っています。

この減量作戦、お見事の一語です。私の体重はH医師のサジ加減一つです。

この減量期間に改善されたことは

1) 肺に溜まった水がなくなり、呼吸困難が解消し 酸素吸入 も 中止出来た。( 10月25日以降)

2 )体が軽くなり 車椅子から立ち上がるのも楽になりました。

3) 顔、 手足 のむくみがなくなり, 体全体が細くなりました。


嫌なこと

1) 透析時間の延長 3.0 時間 ➡ 3.5時間 (2023-10-6 ~)

 老廃物の除去が十分できていないので 延長されました。 私にとっては辛いことです。


 「4」新 ビジネス(起業家への夢)

これだけ ドラスティックな減量を自分で経験して思いつきました。 世の中には肥満に苦しんでいる人がたくさんいる。 この人達を対象に 透析技術を応用して減量を目的とした、エステティックサロンを開業するのです。 何しろ 確実に減量できるのですから繁盛間違いなしです。 そこで この考えを何人かの人に話してみたところ


 A さん : ダメだよ、 人間は自然が一番美しいんだから。(強い 反対)

B さん :この人は何をバカなことを言っているんだろう。(と取り合わない)

C さん :駄目だよ。シャントができていないんだから。( 不可能なことを考えるなよ)

D さん : うーん。 いいね、 そんなのがあったら行きたいね。( 内心 信じてない 顔つき)

E さん : ダメダメ。 みんな脱水症になってしまう。( この人分かってない)


私の起業家になって、億万長者のへの夢は消えました。 正解はEさんです。(なぜでしょう?)

(註)起業家への夢はフィクションです。


               *** おわり ***


 

2024年6月12日水曜日

私の老人ホーム生活(2)  A.Ishii

私は山間の静かな所で一人生活をしていました。しかし急に持病の腎不全が悪化したため、急きょ 老人ホームに入居して 人工透析治療を受ける羽目になりました。こうして私の老人ホーム生活は 2023-7-2 から始まったのです。

「1」生活環境の変化

一人暮らしの時は、散歩道では四季の花を愛で、前庭では家庭菜園を楽しむことが出来て、人生の楽園 みたいな生活であった。その反面何事も、一般家庭で行われる総てのことを一人で行い、これが老人の私には大きな負担であり、そして孤独な生活であった。

それが一転して 老人ホーム生活 となった。

        (介護付き老人ホーム)「ライフケアガーデン熱川」(本館)

                      所在地:静岡県賀茂郡東伊豆町白田415  


                                    正面玄関(本館)

               私の部屋(個室)
大切なパソコンだけ持ち込んだ。プリンターは 8000円 で新規購入した。そして見た目より     
便利さを重視して、学生寮の様だ。更に何時死んでも、簡単に片づけ出来る様にダンボール箱を家具の代わりに配置。これが私の終の棲家である。もうどこにも行く所はない。

ところが、住んでみて分かった。私の場合だが、

老人ホーム生活は素晴らしい。こんなに住み心地の良い所はない。第二の人生のなかで私は今が一番幸せで、充実している。もう孤独ではなく、ライフケアガーデン熱川 のファミリーの 一員なのだ。

なぜ老人ホーム生活が素晴らしいかは、これからおいおい紹介してゆきますが、
1)ホームの職員さんが素晴らしい。事務(7人)看護(5)介護(18)相談員(1)
食堂(6)施設保守(3)清掃(3)の布陣であるが、皆さん、誰もがやさしく、親切である。このことが私には何より嬉しい。
2)私も意識を変えた。今までの独り暮らしの時は、何でも自分で出来る。孤独に強いとうそぶいて、突っ張っていた。しかし病気になって初めて、人は一人では生きられない。人の助けを借りながら生きるのだと悟った。肩の力を抜いて、素直な気持ちで皆さんの援助を受けて、感謝をする。この様に自分を変えた。だって自分一人では歩けなくなったのだから!
以上二つのことが、素晴らしい老人ホーム生活をスタート出来た大きな要因である。

少し話題を変えます。
「2」ホームの企画(一例)

この様にホームの予定が月初に示されます。20日に「合同喫茶店ツアー」がありますが
私が4月に「喫茶店ツアー」に参加した様子です。
メンバー:ホーム(事務員、看護師、介護士、計3人)  入居者 4人 合計7人
   
 ガスト(ファミリーレストラン)に行きました。
 10ケ月ぶりの外出。席に着いて珍しそうに店内を観察。眼鏡は100円ショップで買った老眼鏡。

 入居者と看護師さん(赤シャッ)。何を注文するか相談中。

 注文したスイーツをロボットが運んで来た。

 注文したスイーツをとり出しました。そしてロボットは帰っていきました。

 スイーツを前に満足そうですが、少しオーバーなジェスチャーでした。

こうして楽しい、少し興奮した喫茶店ツアーも終わりました。 注文は卓上のタブレットで、 ドリンクは ドリンクバーからセルフサービス。そしてロボットが注文品を運搬して来る。 このシステムに驚き、感心し、そして一人でこんな店に入ったらお手上げであることを悟った一日でした。

              **** 今回おわり ****

2024年6月4日火曜日

私の人工透析治療生活(2)    A.Ishii

西伊豆病院を 2023-8-16 に退院し、ライフケアガーデン熱川(老人ホーム) へ戻った。
その途端に、ホームの看護課長の Uさんから「月 水 金 の午前中に隣の熱川温泉病院で3時間の透析治療を受けてもらいます」と言われました。私は甘かったのです。退院したらしばらくゆっくり穏やかな生活が出来るものと思っていたのです。しかし西伊豆病院 ⇄ ホーム ⇄ 熱川温泉病院 間でもう治療計画は決まっていたのです。

この様にして私の標準的な、これから先長い 透析治療 は始まったのです。
否応なしに 18日(金) 8:30am、車椅子で病院に連れていかれました。緊張しました。透析センターの主任、I さんが病院の入り口で待っていてくれたので、から元気をだして大きな声で「宜しくおねがいします。」と挨拶しました。

「1」透析センター

 透析装置とベットがセットで並んでいる。(写真撮影は許可を得てます)


 透析装置
私は右腕のシャントを使うので、仰向けに寝て右に装置がある。ビニールの管が沢山あって何が何だかさっぱり分からない。この装置が私の腎臓(縦10cmでソラマメ形の臓器2個)の代わりで、そして終生離れられない相棒だ。

「2」透析の仕組

簡単に言うと、* 尿毒素(尿素、クレアチニン、尿酸)* 余分な電解質(Na・K・Ca・P)* 細菌が出す毒素 *余分な水分(総称して老廃物)をフィルターの透析膜を通して透析液の中へ出して取り除く。一方 赤血球、白血球、その他大切なものは血液中に温存する。
従ってこのダイアライザーは重要で命綱である。私の医療関係者は人工透析のことをHDと言い、これはHemodiaraizerの略称である。

「3」ダイアライザー

これが ダイアライザー の画像である。曲がったビニール管の中を血液が流れている。透析を始めた直後で ダイアライザー はきれいであるが、終わり近くなるとこれが赤くなる。血は赤いと言うが、管を流れる血はトマトケチャップの色に近い。

ここで一寸した計算をしてみよう。私の場合、流す血液量は 250cc /min (約牛乳瓶1本)。
現在は 30分 延長して  3.5 時間 透析をしているので 1回の透析で流す血液量は

3.5 H X 60 min/H X 250cc/min = 52500 cc   となります。分かり易く 18 liter 灯油缶に換算すると

        52500cc/1000cc/18 liter/缶 = 2.92 缶  となります。

1回の透析で 灯油缶 約3缶分の血液 をとり出して、また戻しているのです。

疲れてきました。次回に続きます。

             ****終り**** 


2024年5月26日日曜日

私の人工透析治療生活(1)    A.Ishii

私は、伊豆熱川の山側、標高約600mの所で、家族に先立たれて一人で生活をしてきました。 しかし 2023年 6月 に持病の慢性腎不全が悪化して、独り暮らしが出来なくなったのです。そこで、急きょ地元の介護付き老人ホーム「ライフケアガーデン熱川」に這いずる様にして2023-7-2 入居しました。早速隣接する「熱川温泉病院」で診察して貰いましたが、その結果非常に危険な状態で、死を選ぶか、緊急人工透析治療を受けるか?であると診断されました。そうしてその日のうちに救急車で運ばれて、「西伊豆病院」に緊急入院しました。 これが目まぐるしく状況が変化したいきさつです。
「補足」人工透析治療とは、働きが悪くなった腎臓に代わって、人為的に血液をとり出してろ過して老廃物を除去する。そうしてリフレッシュした血液を体内に戻す治療法。(詳細は省略します。)

西伊豆病院での透析治療

西伊豆病院全景。

78 病床規模の病院。副院長の吉田正先生が透析部門の最高責任者。
私の治療にあたって下さった吉田先生は偶然私と同じ〇〇大学の医学部卒で、バリバリの中年の先生でした。

緊急透析治療

私の首に15cm位の長さの穴をあけてカテーテルを挿入して透析治療を行った。


        上の略図の様に、血液流量が多い 心臓近くの血管を使っての透析治療。
                首には穴が開いているが、使わない時はしっかりガーゼで蓋をしている。
        鼻からは常時酸素吸入している。みっともない惨めな姿になって仕舞った。 

恒久的透析治療のための準備

いつまでも首を利用した治療を続けるわけにはいかない。そこで医療作業もしやすい腕の血管を利用することになる。しかしそのままでは血液流量が不足するので、流量を増やすために2本の血管をつなぐ手術を行った。(下図参照)

  深い所にある動脈を掘り起こし、皮膚の近くにある静脈につなぎ合わせる手術を行っ
  た。そうすることで血液の流量を増やし、透析治療が可能となる。手首近くの腕の
  部分を5cm 程切り開く手術で、それ程怖くはなかった。それでも繊細な血管の縫合だ
  から2時間ほどかかったと思う。手術は若い専門医2人が担当し、吉田先生が立ち
  会った。

こうして作った血管(専門語でシャント)を使っての透析治療は7月後半から始まり、首の
穴は塞いだ。そうして一般的な透析治療が出来ることを確認出来た8月16日退院して、
熱川の老人ホーム「ライフケアガーデン熱川」に戻りました。

何とこの間めまぐるしく物事が展開して、ベッドで白い天井を見上げ苦しい時間を過ごしたことか! 一時幻覚現象が現れ、「天井にスズメバチがまっ黒になっていたり」「通りもしない人が横切ったり」した。物が歪んで見えたり、近くの時計が見にくくなった。こんな状態で正直、どんな治療が行われたかも余り理解していなかったのです。

退院後隣の熱川温泉病院で透析治療を受けることになるのですか、其の様子は今後順次報告させて頂きます。
                                            
                                      以上

2024年5月9日木曜日

私の老人ホーム生活(1)   A.Ishii



長いことご無沙汰いたしました。私は慢性腎不全が悪化して、西伊豆病院に緊急入院して人工透析治療を受けました。約1ケ月半後退院し、地元、熱川の老人ホームに入居しました。

「1」西伊豆病院で

 2023-7-4 西伊豆病院に緊急入院。全身麻酔、首に穴あけて太い血管を利用し透析開始。 そして腕の血管   2本を結合する手術し、その血管で透析治療が可能になって退院。顔は浮腫み、死の淵から生還。

「2」入居した老人ホーム (2023-8-15 入居)
   介護付有料老人ホーム
   ライフケアガーデン熱川
   〒413-0304
         静岡県賀茂郡東伊豆町白田415番地

   このホームの隣に熱川温泉病院があり、そこで通常の人口透析治療を3回/週 受ける

   ことになりました。人工透析治療については別途投稿予定です。

「3」私の居室

  ベッドの右にTVあり、PCは卓上に置いた。ここが終の棲家です。

 右奥にトイレ、手前に洗面台。入浴は共同の浴室で。

「4」ホーム内の風景
 フロント兼事務室(ホーム長含めスタッフ7名)  右廊下向こうに見える戸が我が家の入り口。

 昼食時の食堂 配膳前。

      折り紙名人。寸暇を惜しんで写真や折り紙の花で首飾りを作製。
      この姿で食事をして、時には外出もする。

 今日の昼食。上左:茄子と里芋の煮物 上中央:ロールキャベツ 上右:コーヒーゼリー
       下中央:春雨サラダ

 以上画像で簡単に紹介しました。

「5」お願い
 何卒閲覧後コメントしてください。コメントは極々簡単に1行程度でお願いします。
 私は長い丁重な返信はできません事をご理解の上、宜しくお願いします。

               **** 終り ****


2024年3月27日水曜日

最近描いた絵Ⅱ(7) Seiji Toyoshima

 今回の投稿は、最近描いた、次のアクリル画2点です。いずれもサイズはF6号です。

①「旧・交流館」(写真1.)、 ②「花見散策」(写真2.)

いずれも桜が咲いている時期(以前)に撮った写真をもとに描いたものです。

こちらでは、桜はまだ咲いていません。まもなく開花することでしょう。


①「旧・交流館」(写真1.)

近くの公園のそばに旧・交流館(一般的には公民館)があり、2年前に撮った写真をもとに描いたものです

私は、10年前に旧・交流館を教室とする絵のクラブに入会し、月2回参加してきました。

この旧・交流館は古いホテル(4階建て)を改修して、いくつかの教室を設けたものですが、最近老朽化が進み、2年前に同じ場所に建て替えをすることになりました(建て替え中は近くの他の施設を使いました)。

写真は建て替え前に記念にと思って撮ったものです。

この4月1日から、新・交流館がオープンすることになり、たのしみにしています。

なお、この交流館の向こう側(表側)には、美しい富士山を見ることができます。


写真1.「旧・交流館」


②「花見散策」(写真2.)

この絵も7年前に撮った写真をもとに描きました。この場所は近くの公園(桜の名所)の中で、たまたま花見に行っていたときに,二人のご婦人が散策している場面に出会い、シャッターを切ったものです。

この絵は、桜の花の色や枝ぶりが難しく、苦戦しました。


写真2.「花見散策」

2024年1月19日金曜日

最近描いた絵Ⅱ(6) Seiji Toyoshima

 相変わらず絵を描いています。唯一の趣味です。今後も続けたいと思っています。

今回の投稿は、最近描いたアクリル画で、紅葉の絵2点です。サイズはF6号。

①「メタセコイアの紅葉」(写真1.)、②「紅葉した鳳凰四十八滝」(写真2.)

紅葉といえば、中学校のときの修学旅行で、日光駅に降りたとき、一面に広がる紅葉のすばらしさに驚き、感動したのをよく覚えています。赤、黄色などの鮮明な紅葉でした。


①「メタセコイアの紅葉」(写真1.)

近くの公園には、「もみじ」などの紅葉がみられるところが三か所ほどあります。その中のメタセコイアがある景色を描きました(メタセコイアは絵の中の右側の大きな木です)。

メタセコイアの木は、「中国南西部を原産とするスギ科メタセコイア属の落葉高木。端正な樹形や四季折々に変化する葉色が美しく、各地の公園などに植えられている」。また、「樹高は生長すると高さ25~30m、直径1.5mになる、秋に赤茶色に紅葉する」とあります。

当地は温暖の地で、紅葉の色はあまり鮮やかではありません。


       写真1.「メタセコイアの紅葉」


②「紅葉した、鳳凰四十八滝」(写真2.)

この絵は、カレンダーにあった写真をもとに描きました。鮮やかな紅葉の景色です。

「鳳凰四十八滝」とは、仙台市の広瀬川の上流にある大小さまざまな滝が連なった滝で、天女が舞い降りた(伝説)といわれる仙台の名瀑です。

「滝を囲むような木々が赤や黄色と色鮮やかに彩る絶景」とあります。


          写真2.「紅葉した鳳凰四十八滝」    


2023年10月31日火曜日

最近描いた絵Ⅱ(5) Seiji Toyoshima

 今回の投稿は、最近描いた、次のアクリル画2点です。

①「公園の景色、洪水吐など、10月」(写真1.)、➁「早朝の田貫湖から望む富士山」(写真2.)模写

アクリル画のサイズは、2点ともF6(32x41cm)です。


①「公園の景色、洪水吐など、10月」(写真1.)

紅葉はまだ見られませんが、少し秋の気配が感じられる、近くの公園の景色です。池(洪水調節池)の排水側に「洪水吐(こうずいばき)」が設けられています。この池はかつては灌漑用に使われていたようです。洪水吐は、この池では大きな建造物で目立ちます。

この池に毎年北方からくる渡り鳥のカモは、11月頃から飛来し、5月頃まで滞在していきます(およそ数10羽)。カモは少し時期がづれていますが描きこみました。

洪水吐の古びた様子や木々の葉の色を描くのに時間がかかりました。


       写真1.「公園の景色、洪水吐など(10月)



➁「早朝の田貫湖から望む富士山」(写真2.)模写

田貫湖は、富士宮市にあり、ダイヤモンド富士の聖地とも呼ばれる場所です。田貫湖は人造湖で富士山の西麓・朝霧高原の一角に位置します。
10数年前に、白糸の滝を経て行ったことがあります。湖畔にある「休暇村富士」に立ち寄りました。
参考書「淡彩スケッチ 世界遺産の富士」の中にある絵を参考にして模写しました。この絵は「休暇村富士」付近から富士山を望んだものと思われます。

淡彩画(透明水彩絵の具で薄めに描く)は、スケッチなどに適していますが、かなりの習熟が必要で、私はアクリル画で時間をかけて描きました。

朝焼けの景色ですが、富士山の「明」と森の「暗」のコントラストがよいと思って描きました。色の濃淡の表現に注意して描きました。


       写真2.「早朝の田貫湖から望む富士山」


2023年9月2日土曜日

最近描いた絵Ⅱ(4) Seiji Toyoshima

 今回の投稿は、最近描いた、次のアクリル画2点です。

「クロアゲハの吸蜜」写真1.)、➁ルオー作「サラ」写真2.):模写

アクリル画のサイズは、2枚ともF6(32x41cm)です。


「クロアゲハの吸蜜」写真1.)

以前「花菖蒲が見頃です」として投稿したことがある花菖蒲の畑には、花が開花した後、時々大型の蝶である、アゲハ蝶(クロアゲハとキアゲハ)が飛来し吸蜜していきます。

数年前ですが、この花菖蒲の畑にアゲハ蝶が飛来し、丁度近所の写真家さんがクロアゲハが吸蜜しているところを撮影し、その写真をいただきました。この写真をもとにアクリル画を描きました。


②ルオーの「サラ」写真2.)模写

ルオー(1871-1958、フランス)は、「20世紀最大の宗教画家といわれ、生涯においてキリストや聖書をテーマにした作品を制作した」とあります。

今回模写した「サラ」は、1956年作で油彩、サイズは53.0x42cm、絶筆といわれる。この「サラ」は、旧約聖書中の人物で、信仰の父アブラハムの敬虔な妻の名前。

余裕を得た老画家の優しい詩情が画面全体に漂っている」(画集の解説)。

「今までとは違った絵を描いてみたら」と先生にアドバイスされ、画集の中からこのルオーの「サラ」を選びました。画集のサラの絵をもとに、アクリル絵の具を何度も重ね塗りしました。今まで描いた絵と異質で、形、色とも描写するのに時間がかかりましたが、よい勉強になりました。


           写真1.「クロアゲハの吸蜜」


             写真2.「サラ」